ヴィーオン フロンティア・マーケットに特化した通信会社
2025年1月16日 05:02
ヴィーオン(ティッカーシンボル:VEON)は西アジアと東アジアで携帯電話、ブロードバンド、データサービスを展開している企業です。
パキスタンが同社の売上高に占める割合は34%、EBITDAに占める割合は37%です。同国における市場占有率は45.1%でシェアNo.1です。顧客数はモバイルが7160万人、フィンテックが2330万人、エンタメが1560万人です。売上高は現地通貨ベース+29%で成長しています。今後も+19〜22%の成長を見込んでいます。
カザフスタンが売上高に占める割合は22%、EBITDAに占める割合は30%です。同国における市場占有率は43%でシェアNo.1です。顧客数はモバイルが1120万人、フィンテックが430万人、エンタメが100万人です。売上高は現地通貨ベース+20%で成長しています。今後も+14〜17%の成長を見込んでいます。
バングラデシュが売上高に占める割合は15%、EBITDAに占める割合は12%です。同国における市場占有率は19%でシェア第3位です。顧客数はモバイルが4120万人、フィンテックが160万人、エンタメが1110万人、デジタルヘルスが150万人です。売上高は現地通貨ベース+6%で成長しています。今後も+15〜18%の成長を見込んでいます。
ウズベキスタンが売上高に占める割合は7%、EBITDAに占める割合は6%です。同国における市場占有率は29%です。顧客数はモバイルが820万人、エンタメが130万人です。売上高は現地通貨ベース+16%で成長しています。今後も+26〜29%の成長を見込んでいます。
さて、同社はウクライナでもキーウスターを展開していますが、このビジネスは分離し、米国のナスダックに上場することが先日発表されました。ウクライナが売上高に占める割合は21%、EBITDAに占める割合は26%です。同国における市場占有率は50.8%でNo.1です。顧客数はモバイルが2340万人、エンタメが140万人、デジタルヘルスが230万人です。売上高は現地通貨ベースで−9%、ドルベースで−14%となっていますが、これは戦争により避難民がポーランドなどへ転出したことでユーザーが減ったこと、ウクライナの通貨フリブニャ(UAH)が通貨安となったことが影響しています。今後は+10〜13%の成長を見込んでいます。
キーウスターは米国のSPAC(特別買収目的会社)、コーエン・サークル(ティッカーシンボル:CCIR)と合併、ナスダックに「裏口上場」されます。キーウスターは東欧の会社なのでその他のヴィーオンの地域とは毛色が違います。またとてもEBITDAマージンが大きい、儲かるビジネスなのですが、戦争という特殊要因で足を引っ張ってきました。キーウスターがヴィーオンから切り離されることで残ったポートフォリオは一層グロースが強調されると思います。
ティッカーシンボル:VEON
時価総額:32.7億ドル
フォーワードPER:7倍 (ただしキーウスターを含む予想)
配当利回り:なし
営業キャッシュフロー:$11.28
カレンダー2025年通年コンセンサス予想
EPS: $6.40 +12%