投資戦略
2025年1月11日 07:02
投資戦略をアップデートします。
1月10日(金)に発表された非農業部門雇用者数は予想15.4万人に対し結果25.6万人でした。この強い数字を見て10年債は売られ、利回りは4.77%に達しました。
次の連邦公開市場委員会は1月29日ですが、市場参加者は現行のフェデラルファンズ・レート、4.25%が維持されると予想しています。また年内の利下げ回数は1回のみ、たぶん7月頃だろうというコンセンサスが形成されています。
金利が高止まりすることは株式にアゲンストの風が吹くことを意味します。このため1月10日の立会では株式は売り先行となりました。S&P500指数、ナスダック総合指数、ダウ工業株価平均指数はすべて50日移動平均線を割り込んでいます。
1月20日にトランプが大統領に就任すればすみやかにカナダ、メキシコ、中国に対する関税が実行に移されると予想されることからその前に駆け込みの在庫手当ならびに消費が起きています。この関係で足元の米国景気は加速することが予想されます。
しかしひとたび関税が現実のものとなれば、需要の先食いの反動で、今度は消費が落ち込むことが予想されるため、米国経済はつんのめるリスクもあります。
つまり景気の先行きに関しては強弱観が対立しており、それだけ予想を難しくしているのです。
投資家は不透明感や不確実性を嫌うので株式のバリュエーションは剥落すると考えるのが自然です。
一方、世界に目を転じると中国、ドイツ経済は不況色を濃くしています。英国、カナダ、メキシコも米国からの政治的風圧に屈するカタチで見通しが暗転しています。世界全体として見た場合、不協和音が大きくなっているのです。
米国は来週から決算発表シーズンに突入します。マーケットは銀行決算や大手ハイテク企業の決算に左右される展開になると思います。
<結論>
2025年の株式市場は1月から2月にかけて軟調な展開を予想します。3月に底入れした後、5月末までラリーし、「セル・イン・メイ」となるでしょう。7月から8月にかけて相場は出直るものの、8月と9月は再び軟調を予想します。
2025年末のS&P500のターゲットは6300を予想します。
2025年末のドル円は141円を予想します。
2025年末の10年債利回りは3.7%を予想します。
2025年末のフェデラルファンズ・レートは3.25%を予想します。
2025年末の失業率は4.7%を予想します。
2025年末の消費者物価指数は2.2%を予想します。
2025年末のGDPは+1.8%を予想します。