投資戦略
2024年12月16日 05:10
投資戦略をアップデートします。
2025年1月2日に現在一時停止されている連邦債務上限が復活します。現在の米国の債務は約36兆ドルであり、1月2日の債務上限適用開始直後にそのリミットに達してしまう見込みです。
政府の借金がこのリミットに達すると新たに財務省証券(トレジャリー)を発行することは法律で禁じられるため、米国政府は公務員の一時帰休、国立公園の閉鎖、その他の臨時措置によって急場をしのぐことを余儀なくされます。
連邦債務上限引き上げ問題はこれまで何度も繰り返されてきた「茶番劇」に近いドラマであり、投資家は皆、慣れっこになっています。実際、2014年以降は連邦債務上限がちゃんと設定されている期間に比べて一時停止されている期間の方が長かったくらいです。
そのような経緯から投資家は(やれやれ、またか!)とウンザリこそすれ、それが株価に与えるインパクトは限定的だと思います。
ただこのところのマーケットは市場参加者の深い満足感、さらにはユーフォリアに包まれており、新規の買いたてを慎むべき状況だと思います。
その反面、例年11月、12月、1月は株式市場が強い期間であることから極端な弱気シナリオを持つのも良くないと思います。
いまはマイクロストラテジー、テスラ、パランティア、コインベースなどのいわゆる「トランプ銘柄」が値を飛ばしています。テスラを除く各銘柄は未だブロウオフ・トップの商状を見せてないため、もう少し上値があると考えるのが自然です。しかし1月の大統領就任式を堺に**「相場は知ったら、しまい」という格言通り、一旦は利食いが出ることを予想すべきでしょう。
S&P500指数の株価収益率は25倍を越えており、お世辞にも米国株は割安とは言えません。ただ「割安じゃない=売り!」と決めつけることもできないと思います。つまり市場の「行き過ぎ」はしばらく続くこともシナリオとしては十分想定されるのです。
いずれにせよ米国株にお買い得感は全くありません。**バフェットなどのバリュー投資家が株式のポートフォリオの処分を進める一方、新規の買いをパッタリと止めてしまったのはこのような背景によります。
2024年末のS&P500指数のターゲットは6000 を予想します。2025年末のS&P500のターゲットは6420を予想します。つまり来年の米国株には弱気ではないけれど上昇幅(+7%程度)は平年以下であり、それほど魅力でも無いのです。
2024年末のフェデラルファンズ・レートは4.25%を予想します。2025年末は3.00%を予想します。
2024年末の失業率は4.2%を予想します。2025年末は4.7%を予想します。
2024年末の10年債利回りは4.3%を予想します。2025年末は3.6%を予想します。
2024年末のドル円は152円を予想します。2025年末は142円を予想します。(旧予想は147円でした。)
2024年末の消費者物価指数は2.7%を予想します。(旧予想は2.3%でした)2025年末は2.0%を予想します。
2024年末のGDPは+2.1%を予想します。2025年末は+1.8%を予想します。
<注目銘柄>
なし