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大暴落直前のPER

2024年12月12日 18:08

過去の米国株の大暴落の直前のマーケットのピーク時の株価収益率(PER)に関しては統一されたデータソースが無いためおおよその比較しか出来ませんしデータの信頼性に関しては沢山の異論があります。それでも大掴みにそれぞれのPERが幾らだったか? を類推することは出来ます。

1929年のレーバーデー明けから始まった株式市場の暴落は10月24日の**「暗黒の木曜日」にクライマックスに達したものの、下げはそれだけにはとどまらず1932年まで底なし沼のようにマーケットは下げ続け、結局高値から−89%を記録しました。1929年9月のピーク時での株価収益率(PER)は27倍前後だったと言われています。
 
不意打ち的に起こった1987年の
ブラックマンデーでは1日でダウジョーンズ工業株価平均指数が−22.61%下落しましたが、そのときのS&P500指数のPERは18.8倍でした。このときの下げはリセッション(景気後退)を伴いませんでしたし、マーケットは1年後くらいには再び上昇トレンドに戻りました。
 
2000年の
ドットコムバブル崩壊直前のS&P500指数のPERは29.94倍でした。市場が天井をつけたのは2000年3月10日でした。そのときのナスダック総合指数は5,048.62でした。そこからナスダック総合指数は−75%の下げを演じました。米国株は3年に渡るスランプを経験しました。
 
2008年9月15日は
リーマンショックの日として知られていますが、そのときのS&P500 指数のPERは19.77倍でした。ただしサブプライム問題はその前からくすぶっており、2007年にベア・スターンズがJPモルガンに救済合併されたエピソードなどがあるので、ピークPERは2007年の26.4倍**と考えられます。
 
2024年のS&P500コンセンサス予想EPSである239.97で現在の指数(6,084.19)を割り算してやると足元のPERは25.35倍という計算になります。