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共和党大統領が就任するのに……ドル高を期待するオメデタイ投資家たち(笑)

2024年11月25日 23:24

今度共和党のドナルド・トランプ氏が大統領に就任するのに…「よっしゃ!これでドル高だ!」と意気込む市場参加者が後を絶えないです。

戦後ドル円が変動相場制へ以降したのはニクソン大統領の時代、いわゆる「ニクソン・ショック!」以降ですが、変動相場制の全部の期間を通じて共和党大統領が就任演説を行った日から起算し、ホワイトハウスを去った日の期間でドル高になったことは一度もありません
 
まず在任期間を示せば;
リチャード・ニクソン(1973年1月20日~1974年8月9日)
ジェラルド・フォード(1974年8月9日~1977年1月20日)
ロナルド・レーガン(1981年1月20日~1989年1月20日)
ジョージ・H・W・ブッシュ(1989年1月20日~1993年1月20日)
ジョージ・W・ブッシュ(2001年1月20日~2009年1月20日)
ドナルド・トランプ(2017年1月20日~2021年1月20日)
 
これらの大統領の任期中、ドル円相場がどのように変動したかを確認すると;
リチャード・ニクソン:1973年1月20日時点でのドル円レートは約302円。1974年8月9日の辞任時には約292円。円高傾向。
ジェラルド・フォード:1974年8月9日に約292円で就任し、1977年1月20日に約283円で退任。円高傾向。
ロナルド・レーガン:1981年1月20日に約220円で就任し、1989年1月20日に約125円で退任。円高傾向。
ジョージ・H・W・ブッシュ:1989年1月20日に約125円で就任し、1993年1月20日に約124円で退任。ほぼ横ばいだが円高
ジョージ・W・ブッシュ:2001年1月20日に約115円で就任し、2009年1月20日に約90円で退任。円高傾向。
ドナルド・トランプ:2017年1月20日に約114円で就任し、2021年1月20日に約103円で退任。円高傾向。
 
ドル安を望むのは共和党のDNAです。その代表例がリチャード・ニクソン大統領で、彼は金兌換を停止し、変動相場制へ以降する!という大胆な決断で経済のテコ入れを図りました。レーガン大統領のときには一時ドル高へ振れたのですが、米国の輸出企業が苦しくなるとみるや「プラザ合意」で人工的なドル安演出を行い、日本にしわよせが来ました。
 
トランプ大統領はビジネスマンとして最も人格形成の大事な時期にそのような展開を目の当たりにしています。いや、トランプの師匠は、ニクソンを大統領に押し上げた後のFOXニュースの総帥、ロジャー・エイルズなので、こういう「やり口」は頭に叩き込まれていると思います。
 
それとクリプトがウハウハ儲かる環境を演出するにはドル安にしたほうが良いです。
 
以上の理由から**「トランプ=ドル高」というのは、何も知らないパッパラパーの個人投資家の意見**だと断言できます。