投資戦略
2024年11月1日 16:23
投資戦略をアップデートします。
S&P500の下値ターゲットを5695から5600に引き下げます。
予想したマーケットの調整局面が始まっていますが下げピッチは予想より速いです。大統領選挙は大接戦であり場合によっては結果がなかなか判明しない…あるいは結果が宣言された後で有権者のデモ行進が起こるなどの混乱も想定する必要があります。
したがって選挙後も株式市場を巡る不透明感はしばらく続くと思われます。
今回の選挙では大統領だけでなく下院の全議席ならびに上院の3分の1の議席が改選されます。
メインのシナリオは「ねじれ」つまり大統領、下院、上院のうちどれかにライバル政党の過半数ないし勝利が含まれるというものです。
米国で法案を可決しようと思えば下院、上院、大統領の3つの賛成を取り付ける必要があるので「ねじれ」状態では何も決まりません。しかし市場参加者は「何も決まらないということは…現状維持なので、これはプラスだ!」と解釈します。変化を嫌うわけです。
実際、1950年代まで遡り「ねじれ」が生じたケースと一政党が下院、上院、大統領府を全部占めた場合でのS&P500のパフォーマンスを比べると前者は+20.7%、後者は+14.2%でした。
相場は11月半ばあたりから切り返し12月末までには10月17日のザラバにつけた5878の高値を奪還すると予想します。
来年についてですが「大統領選挙の翌年は選挙の年ほど相場は上がらないけれど、一応、プラスで終わる」というジンクスがあります。2025年末のS&P500は6200を予想します。
トランプが大統領をやっているときに裕福層を中心に5年間の暫定減税法案が成立しました。それが来年時効になるわけですがそのシナリオでは2026年度の連邦予算の赤字額は1.8兆ドル、GDPの−6%が予想されます。
仮にトランプが当選し、この減税法案がもう5年延長された場合、赤字額は2.58兆ドルとなりGDPの−8.1%が予想されます。
仮にハリスが当選し、トランプの減税法案が時効となり、ハリスの景気支援策が可決された場合赤字額は2.35兆ドルとなりGDPの−7.3%が予想されます。
財政赤字の巨大化は金利上昇を招く恐れがあります。それは米国の競争力を殺ぐリスクもあります。
2024年末のフェデラルファンズ・レートは4.5%を予想します。2025年末は3.25%を予想します。
2024年末の失業率は4.2%を予想します。2025年末は4.5%を予想します。
2024年末の10年債利回りは4.3%を予想します。旧予想は4.1%でした。2025年末は3.7%を予想します。
2024年末の消費者物価指数は2.4%を予想します。2025年末は2.1%を予想します。
2024年末のGDPは+2.1%を予想します。2025年末は+1.9%を予想します。
<注目銘柄>
なし