台湾セミコンダクタのアリゾナ工場の歩留まりが台湾工場を上回る
2024年10月25日 05:35
台湾セミコンダクタ(ティッカーシンボル:TSM)が米国のアリゾナ州に建設した半導体工場における歩留まりが台湾のそれを凌駕したそうです。
この工場は4nmの線幅なので、ほぼ最先端と言えます。歩留まりは台湾の工場より4パーセンテージ・ポイント高くなったそうです。TSMC米国社長リック・キャシディーのウェビナーでこの情報がシェアされました。
アリゾナ工場は今まで人材のリクルートに苦しんでおり立ち上がりが遅れていました。しかしこの度2025年に量産体制に入るメドがつきました。
同工場はTSMCが計画している6つの生産ラインのうちの最初のもので、これが順調に立ち上がれば米国政府のCHIPS法に基づいて補助金も獲得できる見込みです。
ファウンドリーの操業に関しては「人材が揃わない米国ではムリ!」という根強い批判、悲観的な見方がありました。今回のニュースはそれをくつがえすものでした。
米国で台湾と同じ「そろばん」でファウンドリーが展開できるのであれば、これは地政学的にも重要な含蓄を持ちます。