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GDPの概念

2024年10月4日 03:30

GDP(国内総生産)は、ある国や地域で一定期間(通常は1年間または四半期ごと)に生産されたすべての財とサービスの総額を示す経済指標です。

GDPは3つの主要な方法で計算されますが、どの方法を使っても同じ値になります。それぞれの方法について説明します。

  1. 生産(生産)アプローチ
    この方法では、経済全体の産業別の生産額を集計してGDPを計算します。各産業の付加価値を合計してGDPを求めます。付加価値とは、各生産段階で新たに生み出された価値のことです。

<計算式>

GDP = 総生産 - 中間投入

  1. 支出アプローチ
    支出アプローチは、経済全体で消費された支出を集計してGDPを計算します。この方法では、家計消費、政府支出、投資、および純輸出(輸出から輸入を差し引いた額)を合計します。

<計算式>

GDP = C + I + G + (X - M)

C = 家計消費
I = 投資(企業の設備投資や在庫変動)
G = 政府支出
X = 輸出
M = 輸入
 
3. 所得アプローチ
所得アプローチは、経済全体で得られた所得を集計してGDPを計算します。この方法では、労働者の賃金、企業の利潤、地代、利子など、すべての所得を合計します。

<計算式>
GDP = 雇用者所得 + 企業利益 + 租税 - 補助金

米国では支出アプローチで四半期のGDPが計算されています。
 
ここで面白いのは輸入が増えると支出アプローチではGDPが減る点です。なぜなら輸入は引き算されるからです。
 
その理由ですがGDPは国内で生産された価値を図る指標なので輸入品は海外で生産された財ですから国内での生産活動を反映しません。
 
加えて個人消費は消費にカウントされ、それはとりもなおさずGDP押し上げ要因となります。すると二重にカウントすることを避けるためにも輸入は引き算されなければいけないのです。