PEGレシオの使い方
2024年9月30日 04:00
PEGレシオ(PEG ratio)は株式投資において用いられる重要な指標の1つで「ペグレシオ」と読みます。
これは株価収益率(PER: Price Earnings Ratio)を1株当たり利益成長率(EPS Growth Rate)で割った値です。
<PEGレシオの計算式>
PEG = PER ÷ 年間EPS成長率(%)
この指標の主な特徴は:
- 企業の成長性を考慮した株価の割安度を測る
- 一般的に、PEGが1未満なら割安、1より大きいと割高とされる
- 高成長企業と低成長企業の比較を可能にする
PEGレシオは、PERだけでは見えない企業の成長性を加味することで、より詳細な企業価値評価を可能にします。ただし、将来の成長率予測の難しさや、業種による適切な値の違いなど、使用する際には注意点もあります。
ただ本来株価収益率と利益成長率との間には何ら論理的なつながりも無いことから「これが1未満なら割安」というのは実際には科学的根拠の無い解釈です。
そのように極めていい加減な尺度でありながら、個人投資家のみならず機関投資家もPEGレシオに注意を払う理由は、利益成長とバリュエーションとの釣り合いが取れているかどうか? を大雑把に把握するのに便利だからです。
実際の投資の場面では急成長株ほどPEGレシオが使えません。なぜなら若い急成長している企業はそもそも利益が出ていない(=EPSがマイナス)場合が多いからです。
そのようなケースではPSR(時価総額対売上高比)が用いられるケースが多いです。その場合は単に「PSRが10倍だ!」とか「PSRが40倍だ!」という風に倍率の大きさで大まかなバリュエーションを把握するのであって、「売上高成長率で割り算する……」というような使い方はされません。