インテルがクアルコムから買収されるかも? とウォールストリート・ジャーナルが報道
2024年9月21日 05:10
インテル(ティッカーシンボル:INTC)がクアルコム(ティッカーシンボル:QCOM)と合併の話し合いを持ったことを金曜日午後3時過ぎウォールストリート・ジャーナルが報じました。
これが成立する保証はありません。
インテルの時価総額は約870億ドル、一方のクアルコムの時価総額は1877億ドルです。したがって両社が合併すると2600億ドル前後の大型半導体企業が誕生することになります。
これは半導体企業として第2位の時価総額を誇るブロードコム(ティッカーシンボル:AVGO)の8010億ドルには遠く及びませんがアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(ティッカーシンボル:AMD)の2511億ドルは凌駕する可能性があります。
クアルコムは半導体のデザイン会社であり工場を持っていません。実際の半導体の製作は台湾セミコンダクタ(ティッカーシンボル:TSM)のようなファウンドリーに任せています。
一方、インテルは自社工場を持っています。加えて最近、デザインとファウンドリーを切り離し、外部企業からの注文も請けられる体制に移行中です。
台湾有事の際は米国内に工場を持っている企業が有利になります。その点、インテルはグローバルファウンドリー(ティッカーシンボル:GFS)と並んで米国で他社の注文に応じて半導体を製作できる数少ない存在です。
重要なポイントとしてこの合併は独占禁止法の観点から横槍が入るリスクがあると思います。
その一方で米国政府は半導体を米国国内で自給自足できるような体制を構築することを進めており、その意味ではこの合併が歓迎される可能性もあります。
インテルは先端技術を使って半導体を作ることはずっとやってきました。しかしそれはあくまでも社内のデザインを製品化してきたわけで、下請けの立場で外部企業に対し高いサービスを提供できる保証はありません。