ICICI銀行
2024年9月14日 19:29
ICICIは、1955年に世界銀行、インド政府、インド産業界の代表者の主導により設立されました。その主な目的は、インドの企業に中期および長期のプロジェクト融資を提供するための開発金融機関を創設することでした。1980年代後半まで、ICICIは主にプロジェクトファイナンスに焦点を当て、さまざまな産業プロジェクトに長期資金を提供していました。
1990年代のインドにおける金融セクターの自由化に伴い、ICICIはプロジェクトファイナンスのみを提供する開発金融機関から、子会社や他のグループ会社と共に多様な製品やサービスを提供する金融サービスプロバイダーへと事業を変革しました。ICICI銀行は1994年にICICIグループの一部として設立され、2002年にICICIとICICI銀行が合併しました。
ICICI銀行(ティッカーシンボル:IBN)は、企業および個人に幅広い銀行および金融サービスを多様なチャネルを通じて提供する、総合金融サービスグループです。専門子会社を通じ生命保険および損害保険、資産管理、証券ブローカー業務、プライベートエクイティ商品およびサービスも提供しています。
2024年度末の当社の連結総資産は23,640.6億ルピーでした。2024年度末の従業員の株式オプションを含む連結資本および剰余金は2,561.4億ルピーで、2024年度の連結純利益(少数株主持分控除後)は442.6億ルピーでした。
ICICI銀行の主な事業は、個人および法人のお客様向けの商業銀行業務です。
個人向け商業銀行業務には、小口融資、預金受入、保険および投資商品販売、その他の手数料ベースの商品やサービスが含まれます。
大企業、中規模企業、中小企業向けにローン商品、手数料およびコミッションベースの商品とサービス、預金商品、外国為替およびデリバティブ商品など、幅広い商業銀行製品やサービスを提供しています。さらに、農業および地方銀行商品も提供しています。
ICICI銀行は商業銀行業務から利息収入および手数料収入を得ています。製品およびサービスは、支店、ATM、コールセンター、インターネット、モバイルなどの多様なチャネルを通じて提供しています。2024年度末時点で、国内に6,523の支店と17,190のATMおよびキャッシュリサイクル機を展開していました。
国際事業では、次の4つの戦略的柱に焦点を当てています。(a) 預金、送金、投資および資産商品を含む非居住インド人エコシステム、(b) 外国多国籍企業のインド投資、海外市場に進出するインド企業、およびインド国内にある多国籍企業のバックオフィスを含む多国籍企業エコシステム、(c) 主にインド関連の貿易取引から成る貿易エコシステム、および(d) インドへの外国投資フローを取り込むためのファンドエコシステムです。2024年度末時点で、イギリスおよびカナダに銀行子会社を持ち、米国(ニューヨーク)、ドバイ国際金融センター、バーレーン、香港、シンガポール、中国、ムンバイのサンタクルーズ電子輸出促進区にあるオフショア銀行部門、グジャラート州ガンディナガルのIFSC銀行部門に支店を有しています。2024年度末時点で、アラブ首長国連邦(ドバイ、アブダビ、シャルジャ)、米国(テキサスおよびカリフォルニア)、ネパール、バングラデシュ、スリランカ、マレーシアおよびインドネシアに駐在事務所を設置していました。イギリスの子会社はドイツに支店を有しています。
ICICI銀行のトレジャリー業務には、規制準備金の維持および管理、株式および固定収入の自主売買、および企業顧客向けにフォワード契約、金利および通貨スワップなどの外国為替およびデリバティブ商品およびサービスの提供が含まれます。
また、専門子会社を通じて保険、資産管理、証券ブローカー業務およびプライベートエクイティファンド管理にも従事しています。ICICIプルデンシャル生命保険会社、ICICIロンバード損害保険会社およびICICIプルデンシャル資産管理会社は、それぞれ幅広い生命保険、損害保険および資産管理商品を提供しています。
直近の四半期はカレンダー的には2024年第2四半期となりますが、ICICI銀行は3月〆の会計年度を使用しているため「2025年度第1四半期」ということになります。税引前利益は前年同期比+11.8%の1408億ルピー=約2,365億円でした。(換算レート1インド・ルピー=1.68円)
純金利収入は前年同期比+7.3%の1955億ルピーでした。非金利収入は前年同期比23.3%の639億ルピーでした。純金利マージンは4.36%でした。預金コストは4.84%でした。総資産利益率は2.36%、株主資本利益率は18.0%でした。
普通預金残高前年同期比+8.2%、当座預金+13.3%、定期預金+23.8%でした。国内融資残高は前年同期比+15.9%、小口融資+17.1%、法人融資+35.6%、中小企業融資+23.5%でした。
部門別利益では;
リテールバンキング 423.9億ルピー
ホールセールバンキング 491.2億ルピー
トレジャリー 54.7.4億ルピー
でした。
支払い遅延ローン比率は貸付の0.43%、貸し倒れ引当比率は79.7%でした。
普通株式ティア1比率は15.92%でした。