Skip to content

LVMH

2024年9月4日 15:19

LVMH(LVMUY)はワインや洋酒のブランドであるクロ・デ・ランブレ、シャトー・ディケム、ルイナール、ヴーヴ・クリコ、アードベッグ、ジュエリー・時計のブランドであるショーメ、化粧水香水のブランドであるビュリー、ゲラン、バッグ・旅行カバンのブランドであるロエベ、リモワを含む75のメゾンから成るラグジュアリーブランド企業です。

14世紀に創業したクロ・デ・ランブレを始め、18世紀に登場したモエシャンドン、ヘネシー、1828年に営業を開始したゲラン、1854年に創業されたルイヴィトンなど、歴史のあるブランドが多いのが特徴です。
 
2024年上半期(6ヶ月間)の売上高は前年比+2%の417億ユーロ、営業利益は−8%の107億ユーロ、営業利益マージンは25.6%、フリー・キャッシュ・フローは31億ユーロ、負債比率は18.3%でした。
 
地域別売上高ではアジア(主に中国)が全体の30%、米国が25%、欧州が16%、その他市場が12%、日本が9%、フランスが8%となっています。
 
成長率ではアジア(主に中国)が−10%、米国が+2%、欧州が+3%、日本が+44%です。
 
上半期部門別売上高と前年比は;
 
ファッション革製品が207.7億ユーロ −2%
セレクティブリテールが86.3億ユーロ +3%
時計ジュエリーが51.5億ユーロ −5%
香水化粧品が41.4億ユーロ +3%
ワイン洋酒が28.1億ユーロ −12%
 
でした。
 
同社にとって最も重要な中国はいま景気が悪く、それが同社株が低迷している主な理由です。しかしそれ以外の地域の売上高は比較的安定しています。日本は円安でインバウンドがブームになっておりそれが売上高を押し上げました。
 
日本が1990年を境に「失われた10年」に入っていったとき、日本でのラグジュアリーグッズの売上高は引かれ腰の強さを見せました。したがって現在の中国経済の低迷のケースでも中国からの需要はそれほど落ちないのではないか? と考える市場参加者も居ます。
 
一方、中国以外の新興国のミドルクラス(中流)はいま増加傾向にあります。一例として国連の予想では2030年までに中国を除くアジア新興国でミドルクラスは14億人増加することが見込まれています。
 
ラグジュアリーグッズの7割は裕福層と言うよりはミドルクラスの消費者が背伸びして贅沢品を購入する、いわゆるアスピレーショナルな消費に支えられています。
 
つまり今後新興国が経済発展することを個別株式でプレイするのであれば、ラグジュアリーブランドの投資信託のような事業形態となっているLVMHが好適というわけです。