Skip to content

レーバーデーと株式市場

2024年9月2日 16:02

レーバーデー(Labor Day)は、アメリカで9月の最初の月曜日に祝われる祝日で、労働者や労働運動の貢献を称える日です。しかし、単に過去の業績を祝うだけでなく、多くのアメリカ人にとって、この日が「心機一転がんばる日」として位置づけられている理由はいくつかあります。

  1. 夏の終わりと新学期の始まり: レーバーデーはアメリカでは「夏の終わり」を象徴する日とされています。多くの学校がレーバーデーの翌日から新学期を開始するため、子どもたちや親にとっては新しいスタートを切るタイミングです。これにより、多くの人が気持ちを新たにして新しい挑戦や目標に向かう時期と認識します。
  2. 仕事の再スタート: 夏休みが終わり、多くのビジネスが再び活発になる時期です。夏の間にリフレッシュした人々が、仕事に対する新たなエネルギーを持って戻り、これからの数ヶ月を乗り切るための新たな目標や計画を立てるタイミングでもあります。
  3. 季節の変わり目: レーバーデーは秋の始まりを告げる日でもあり、気温が涼しくなり始めるため、新しい季節に合わせて生活リズムを整えたり、新しいプロジェクトに取り組む意欲が湧いてくることが多いです。
  4. 社会的なリセット感: アメリカではレーバーデーを境にして、年末までの最後のクォーターが始まるという感覚があります。このため、今までの仕事やプロジェクトを振り返り、これからの数ヶ月で成し遂げたいことを明確にする機会として捉えられることが多いです。
     
    株式市場的には9月は経験則としてあまり株式市場は良くありません。実際、1950年以降のS&P500指数を見ると9月は平均して−0.7%であり、月としては1年で最悪となっています。
     
    その一因は9月になると新規株式公開(IPO)が動き出すことが挙げられます。9月の最初のほうは良いのですが、あまり売り出し案件が続くとそれが需給関係を崩す傾向があります。
     
    一般企業の資金繰り的にもたとえばクリスマス商戦期間に向けて在庫を手当するなど手元の資金事情はタイトになるケースも見られます。
     
    大統領選挙との絡みでは、現職の大統領が所属する政党が11月の選挙で勝つケースでは秋相場に深押しが無いことが知られています。しかし負けるシナリオでは9月、10月が苦しい相場になります。
     
    言い換えれば、カマラ・ハリスが勝つのなら株式市場は安泰、ドナルド・トランプが勝つのなら9月相場は波乱というわけです。