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金価格が2500ドルを超えたことについて

2024年8月18日 15:55

金価格が心理的な節目である2500ドルを超えました。

その背景は2022年2月にロシアがウクライナに攻め込んだことにあります。西側諸国はロシアを経済的にボイコットする一貫としてロシアの対外資産を凍結しました。
 
具体的には電子的に記帳される金融取引(=大半がいまはそうなっています)だと簡単に差し押さえが出来てしまうということです。
 
そのようにロシアの資産が次々に凍結される様子を中国が見て(対外資産を米国財務省証券やドル、ユーロなどで保有するのはリスクがあるな)と感じ、金の延べ棒を購入し、それをロンドンなどの金庫で預かってもらうのではなく、延べ棒そのものを中国本土へ移送するという用心深い行動を始めたのです。
 
中国だけでなく新興国の中央銀行は同じような金の延べ棒の購入を始めています。
 
一方、近年先進国の投資家はゴールドETFの売り手でした。つまり金融市場の機関投資家や個人投資家はいまの金価格上昇の原動力ではないのです。
 
彼らが慌ててゴールドETFを買い始める可能性があります。
 
連邦準備制度理事会(FRB)はいよいよ9月から利下げを開始すると見られていますが、ゴールドには利子や配当がつかない関係で、高金利の環境はゴールドにとってネガティブと考えられてきました。それが利下げにより少しでも改善するなら、ゴールドの需要は増えると考えられています。
 
ゴールドETF(ティッカーシンボル:GLD)を買うというやり方もありますが、バリック(ティッカーシンボル:GOLD)のような金鉱株を買う手もあります。
 
一般に
金鉱株のバリュエーションは金価格の実勢水準に比べて過去最低
であり、割安感が強いです。
 
金鉱株はどこも空前の営業利益を計上しており、株価収益率(PER)で極めて安値で取引されています。
 
その中でも最も資産内容が良く、安定経営のバリックが、最も割安に放置されているのはチャンスだと思います。