投資戦略
2024年8月9日 11:43
考え方を変えます。
秋相場に深押しは無いというシナリオに変更します。
歴史を紐解くと大統領選挙の年のS&P500指数のパフォーマンスは「与党(大統領の出身党=いまは民主党)が勝つか?」ということに大きく左右されて来ました。
与党が負けるシナリオでは2〜3月、9〜10月に大きく下げるのが通例です。
今年は2〜3月の相場は高かったです。だから上のシナリオは当てはまりません。その意味において今年の株式市場はむしろ与党が勝つシナリオでずっと動いてきたと言えます。
いまカマラ・ハリス候補の支持率がうなぎのぼりとなっています。
ジョー・バイデンが大統領選出馬を諦め、ハリスに譲った以降の支持率は、下のように推移しています。

特にカマラ・ハリスが副大統領候補にティム・ワルツ氏を選んだ日を境に、ハリス候補がトランプ候補より高い支持率になっている点が目を引きます。
大統領選挙は先が長いです。実際、トランプ候補が狙撃され、一命をとりとめた7月13日の時点では、殆どの投資家が(これでもう大統領はトランプに決まりだ!)と考えたと思います。
すでにあの事件は忘却の彼方に忘れ去られており、いま株式市場は「ハリス相場」で持ち切りです。
これまでの私の相場観は、両党の公認候補が出揃っていなかったということもあり、与党が勝つシナリオ+野党が勝つシナリオを両方加味した、総和としての過去のデータに基づいていました。
しかし、ここへきてカマラ・ハリス候補が勝利するシナリオも無視できなくなっています。もし彼女が当選するのであれば9〜10月に調整を見込むのは正しくない相場観ということになります。
そこで「大統領選挙の本投票の2週間前頃に相場が底入れする(=これは共和党が勝つシナリオ)」というこれまでのシナリオを放棄し、「ハリスが勝つなら秋の押し目は無い」という線をメインシナリオとします。年末のS&P500のターゲットはこれまでの5400を5500に引き上げます。
米国株は8月6日に反発を開始、いまは株価指数の底を形成しようともがいている展開です。まだフォロースルー・デーは現れていません。
ただ投資家のリセッションを恐れる心はやや後退し、より中庸で、バランスの取れた考え方をする投資家が増えているように感じます。
**2024年末の失業率は4.5%**を予想します。(不変)
**2024年末のGDPは2.2%**を予想します。(不変)
**2024年末の10年債利回りは3.8%**を予想します。(不変)
**2024年末の消費者物価指数は2.8%**を予想します。(不変)
**2024年末のフェデラルファンズ・レートは4.75%**を予想します。(不変)
<注目銘柄>
パランティア(PLTR)
ペイパル(PYPL)
イーライ・リリー(LLY)