投資戦略
2024年8月7日 10:34
投資戦略をアップデートします。
米国株を巡る不透明感、不安は強いです。
そのことは投資家がこのマーケットを買ってゆくには強い抵抗感、言い換えれば葛藤があることを意味します。
「葛藤無く立てたポジションで大きくやられることが多い」とウォール街では言います。
その点、いまは投資家全般に葛藤がある分、今後建てるポジションが大きく負けるリスクは減りました。
米国株は3日連続安した後、8月6日(火)の立会では+1%の反発を見て、当座の株価指数の底を形成しようともがいている展開となっています。出来高が前日より少なかったことは市場参加者が(ここがボトムだ!)と確信しておらず、気迷いが感じられます。
言い換えれば相場が出直ってゆくにはフォロースルー・デーを必要としているのです。
日柄的にも市場が崩れ始めてから未だ15立会日しか経過しておらず、明らかな日柄不足と言わざるを得ません。
ただ投資家の酔ったような慢心、傲慢な態度は消え失せ、その分、建設的になれると思います。
今回の米国市場の急落は海外(=日本)発の市場の動転が原因であり、米国経済が何か深刻におかしいのとは少し様子が違います。
結局、1987年のブラックマンデーのときにもリセッションは起きなかったし、アジア通貨危機、ロシアのデフォルトのときもそれで米国経済のソフトランディングが頓挫したということではありませんでした。
つまり(これで米国経済はお陀仏だ!)と決めてかかるのは、まだ早いのです。
ひとつ前の記事でも書いた通り、新しいナラティブを必要としているのは日本株であり、米国株ではありません。
米国経済はいま労働生産性の改善に裏打ちされた、しっかりした成長の真っ只中にあり、株式市場の過熱感さえ払拭されてしまえば、また買って行ける性質の、単なる調整局面です。
1987年のブラックマンデーの後も市場参加者は疑心暗鬼に陥り、ほんのちょっとした物音に対しても大げさに反応するような塩梅でした。1998年のロシアのデフォルトの際にも世界は不透明感に包まれており、日本ではそれに相前後してバタバタ金融機関が倒産しました。
でもそういう外部要因は米国経済や米国株式市場を脱線させなかったのです。
今回も**(米国のブル相場は終焉し、米国経済はリセッション入りする!)と決めてかかることは未だ出来ない**です。
2024年末のS&P500指数のターゲットは5400とします。(不変)
**2024年末の失業率は4.5%**を予想します。(不変)
**2024年末のGDPは2.2%**を予想します。(不変)
**2024年末の10年債利回りは3.8%**を予想します。(不変)
**2024年末の消費者物価指数は2.8%**を予想します。(不変)
**2024年末のフェデラルファンズ・レートは4.75%**を予想します。(不変)
<注目銘柄>
パランティア(PLTR)
ペイパル(PYPL)