バイデン撤退 カマラ・ハリスで大統領選挙はどうなる?
2024年7月22日 10:46
バイデンが大統領選挙から辞退、カマラ・ハリスを民主党公認候補として支持する考えを表明しました。
カマラ・ハリスが大統領候補となった場合、選挙戦はどうなるでしょうか?
日本では「トランプが勝つに決まっている!」という意見が多いけれど、僕は五分五分だと思っています。ハリスが勝つという線も、消えてはいません。
まず老人が政治を牛耳っている事に対し、アメリカ人の幻滅は大きいです。そろそろ世代交代が必要だと考える有権者が多い。実際、議会では長老がどんどん引退し、すでに若返りのトレンドは始まっています。
次に日本の報道では「シリコンバレーはトランプに寝返った!」というセンセーショナリズムが多いけれど、トランプを支持しているのはイーロン・マスクとかピーター・ティールのような、どちらかといえば本流から外れた人たちが多いです。シリコンバレーのコアは未だガッチリ民主党支持です。
それから今回の選挙はアメリカの景気が良い環境下での選挙戦になります。だから経済問題が最大の争点にはなりません。
最大の争点は女性の妊娠中絶の権利です。トランプ時代に最高裁判事の勢力図がそれまでの民主党有利から共和党有利に覆り、その後、女性の妊娠中絶の権利を巡る過去の判例が最高裁によってくつがえされました。
これを不服と考える女性有権者は多いです。
とりわけ民主、共和どちらにでもなびくスイング・ステートの女性票は前回の大統領選挙でも決定的な役割を果たしました。言い換えれば、トランプはそれらの州の女性票が取れなかったので負けたのです。
いまこの票田の重要性が再び高まっています。
カマラ・ハリスは女性の妊娠中絶の権利に関してはハッキリとした支持派です。トランプは先日の公認候補演説ではこの問題はスルーしました。
欧州では女性のリーダーが登場していますが、アメリカでは未だです。「そろそろ女性の大統領が出ても良いのでは?」と考える有権者は少なくないです。