ノマドワーカーについて
2024年7月16日 20:00
ノマドワーカーとはインターネットを活用しながら、移動しつつ仕事をする人々のことを指します。
場所に捉われない
ノマドワーカーはノートPCやスマートフォンさえあれば、世界中どこでも仕事ができます。時間的自由
自分で働く時間を決められるので、生活リズムに合わせて柔軟に仕事ができます。多様な職種
フリーランスのデザイナー、プログラマー、ライター、コンサルタントなど、様々な職種の人がノマドワーカーとなっています。コストパフォーマンスが高い
オフィスの家賃や交通費がかからないため、生活コストを抑えられます。
ノマドワーカーになるための準備としては、以下の2点が重要になります。生活コストを下げる
フリーランスに適した職を見つける
どちらが先かという一概な答えはありませんが、一般的には以下のようなステップを踏むのが無難でしょう。
ステップ1: フリーランスに適した職を見つける
自分のスキルとマッチする仕事を見つけることが最初の第一歩です。デザイン、プログラミング、ライティングなど、遠隔で行える職種があります。
ステップ2: フリーランス前の資金と収入源を確保する
フリーランスに移行する前に、一定の貯蓄と安定した副収入があると良いでしょう。完全にフリーランスに移行するまでの備えが必要です。
ステップ3: 生活コストを下げる
住居費や固定費をできるだけ抑え、移動生活に備えます。不要な物を手放すなどしてモビリティを高めます。
ステップ4:実際にフリーランスを開始し、移動生活を始める
ノマドワーカーとして生活コストを大幅に下げるためには、海外に拠点を移すことが有効な選択肢になります。
海外に住むメリットは主に以下のようなものがあげられます。物価が安い
東南アジアをはじめとする新興国では、家賃や食費、交通費などの生活コストが先進国に比べて大幅に安くすむ場合が多いです。渡航費が安い
近年はLCCの航空会社も増え、海外旅行や移動のコストが下がっています。現地通貨の価値が高い
先進国の通貨を持ち込めば、現地の物価が相対的に安くなります。新しい経験と視野が広がる
海外生活を通して新しい文化に触れ、視野が広がるでしょう。
ノマドワーカーが海外で長期滞在する際には、ビザの問題が大きな課題となります。ノマドワーカーに比較的友好的で、ビザが不要または取得が比較的容易な国もいくつかあります。
例えば:
- タイ (観光ビザで最大9ヶ月更新可能)
- ベトナム (電子ビザで最大3ヶ月更新可能)
- カンボジア (電子ビザで最大6ヶ月更新可能)
- メキシコ (180日間ビザ不要)
- コスタリカ (90日間ビザ不要で最大延長可能)
- ジョージア (1年間のロングステイビザ取得可能)
- セルビア (ビザ不要で長期滞在可能)
- アルバニア (1年間のロングステイビザが取得可能)
アルバニアは、ノマドワーカーにとっていくつかの魅力的な点がありますが、一方で注意が必要な点もあります。
【メリット】
- ビザ取得が比較的容易
アルバニアでは、1年間の長期ビザを比較的簡単に取得できます。EUやUSなど一定の国からであれば、入国時にビザを発給してもらえます。日本国民は最長90日間、ビザなしで滞在することが可能です。ただし、90日を超えて長期滞在を希望する場合は、ビザまたは残留許可を取得する必要があります。最長1年間の長期滞在が可能なビザを事前に取得する、もしくはアルバニアに入国後、居住許可を申請し、取得する方法があります。アルバニア到着後90日以内に在留資格の取得手続きを行わないと、不法残留と見なされる可能性があるため、渡航前に十分な事前準備が重要です。 - 物価が安い
東欧ではリーズナブルな物価水準で、特にレンタル住居費や食費が安価です。首都ティラナでも生活費を抑えられます。 - インターネット環境が整備されつつある
首都ティラナやその他の主要都市では高速インターネットが利用可能です。 - 自然が豊か
ビーチリゾートや山岳地帯などの自然が魅力で、バカンスにも適しています。
【デメリット】 - 一部インフラが未整備
都市部と地方では生活インフラの格差が大きい面もあります。 - 英語が通用しにくい
観光地ではある程度通用しますが、一般的に英語が通用しづらいのが現状です。 - 治安面での不安
犯罪率は東欧で比較的高めで、スリなどの犯罪に注意が必要です。 - 交通インフラが未発達
国内の移動は自家用車がないと不便な面もあります。
ジョージアは、全体的にノマドワークに適した国と言えます。 - ビザ取得が容易
ジョージアでは1年間のロングステイビザを比較的簡単に取得できます。手続きも簡単です。 - 生活コストが安い
首都トビリシでの生活費は東欧でも最安値クラスで、特に住居費が非常に安価です。 - インターネット環境が整備されている
主要都市ではWi-Fi環境が整備されており、高速インターネットにもアクセスしやすい。 - 英語が通用する
観光業が発達しているため、英語が比較的広く通用します。 - 治安が比較的良い
東欧諸国の中では治安が良好で、安全に暮らしやすい国です。 - 自然や歴史的建造物が豊富
仕事の合間に、山岳地帯や世界遺産級の教会などを気軽に楽しめます。
一方で課題もあり、地方への交通インフラが不便なことや、夏場の暑さ、冬場の寒さが少し厳しいことがデメリットと言えます。また、ロシアに近いこともリスクとなり得ます。
セルビアは全体としてノマドワークをするのに適した国であると言えます。 - ビザ不要で長期滞在可能
セルビアでは日本人は90日の長期滞在が可能です。 - 生活コストが安い
物価が東欧でも最安値クラスで、特に首都ベオグラードの家賃が非常に安価です。 - インターネット環境が整備されている
主要都市ではWi-Fi環境が普及しており、ノマドワーカーにとって快適な環境が整っています。 - 英語が比較的通用する
若年層を中心に英語が広く通用するため、コミュニケーションに不自由は少ないでしょう。 - 気候が穏やか
地中海性気候で、夏は暑すぎず、冬も過酷すぎない穏やかな気候が魅力です。 - 観光地やレジャースポットが豊富
仕事の合間にディナンの要塞やドナウ川クルーズなど、様々なアクティビティを楽しめます。
一方で治安面では一部で注意を要する地域があることや、一部インフラが未整備であることなどがデメリットと言えます。
日本の住民票を抜いて1年以上海外に住んでいても、必ずしも日本の税金を払わなくてよくなるわけではありません。
日本の税制上、以下の2つの要件を満たせば、日本に恒久的施設を持たない場合でも、引き続き"居住者"として日本の住民税と所得税の課税対象となります。 - 当該年の現在における住居の有無
- 当該年における本邦の居住期間が1年以上あるかどうか
つまり、1年以上海外に住んでいても、日本に住居があり、その年に合計183日以上日本に滞在していれば、日本の居住者と見なされ、国内で得た所得に対して課税されます。
一方、1年以上日本に住所や居所がなく、かつその年の日本への滞在期間が183日未満であれば"非居住者"となり、国内源泉所得のみが課税対象となります。
ですので、ノマドワーカーでも日本に恒久的な住居を持ち続ける場合は、海外在住期間が1年以上であっても日本の税金を払う必要があります。完全に非課税になるには、国内の住居を手放し、国内滞在期間を183日未満に抑える必要があるということです。国内に不動産などの資産が残る場合はさらに複雑になります。