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消費者物価指数3.0%で何故マーケットは下がった?

2024年7月12日 04:10

米国6月消費者物価指数(前年同月比)は3.0%でした。コンセンサス予想は3.1%、5月は3.3%でした。

おなじくコア指数は3.3%でした。コンセンサス予想、5月はそれぞれ3.4%でした。
 
サービス・インフレがマイルドにとどまった点が目を引きました。これまで頭痛の種だった住居費すらもマイルドでした。
 
今回の消費者物価指数の発表が連邦準備制度理事会(FRB)にとって利下げへの道を開くものであったにもかかわらず、米国株は反落しました。7連騰した後の自律調整だと思われます。ただ、ハードランディングのリスクが増えたと考える市場参加者も一部には居ます。
 
ハードランディングのシナリオではFRBが利下げをシグナルしても株式市場は一足先に下げに転じます。その理由は株式には先見性があるため中央銀行や投資家の考えが変わる前に場味が一変してしまうからです。
 
実際、直近の過去の2つの景気後退の例、2020年と2008年では①まず株式の投資家が手痛い損をこうむる、②その後で利下げ、③投資家が損を取り返すには日柄が必要だった……という流れでした。
 
だから**(利下げ=株は、買い!)という単純な脳ではダメなのです。
 
まとめると今日、マーケットが大きく反落した理由は
「悪い利下げ」のシナリオに市場参加者が慄き始めた**からだ、ということ。