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1ドル160.10円  株の「買い理由」など時代とともに変わる

2024年6月26日 19:23

6月26日、ドル円が1ドル160.10円をつけました。

過去にこの水準に来たのは1990年4月17日で、その時のドルの高値は160.07でした。ドルがこの水準より高くトレードされていた例としては1986年まで遡る必要があります。
 
1986年、日本は本格的なバブル相場へ向かおうとしていました。また為替の方向は今とは真逆で激しいドル安でした。
 
これに原油安、金利安を加えて「トリプル・メリット」と呼ばれました。
 
具体的にはドル安、原油安はいずれもエネルギーを輸入に頼る日本にとっては企業利益伸長要因でした。また金利安も不動産投資や設備投資をやりやすくして、好景気の原動力となりました。
 
ひるがえって今日の日本株は円安を囃して買われています。またインフレは株式市場の参加者から歓迎されています。
 
つまり株式市場の「買い理由」なんて時代とともに変わり、実にいい加減なものなのです。
 
なお、いまアメリカの平均賃金は日本の約2倍ですが、当時は日米の賃金格差は殆ど無かったです。