アップルのデベロッパー・カンファレンスでオープンAIとの提携が発表される?
2024年6月4日 03:49
アップル(ティッカーシンボル:AAPL)は6月10日にデベロッパー・カンファレンスを開催します。
今回のカンファレンスは近年の同社のイベントで最も注目度が高いです。その理由は「オープンAIとの業務提携が発表されるのでは?」という観測がおおっぴらに流れているからです。
通常、アップルは新製品の発表に際しては事前のリークに神経を尖らせています。しかし今回は多くの関係者がオープンAIとアップルの業務提携を「公然の事実」のように語っています。アップルの株価にもそれは織り込まれていると考えるのが自然でしょう。
アップルはいわゆる「ビッグ5」と呼ばれるハイテク企業、具体的にはマイクロソフト(ティッカーシンボル:MSFT)、アルファベット(ティッカーシンボル:GOOG)、アマゾン(ティッカーシンボル:AMZN)、メタ(ティッカーシンボル:META)と同社の中で唯一AI戦略をちゃんと打ち出していません。
その関係もあって年初来の株価もメタが32%、アルファベットが23%、アマゾンが17%、マイクロソフトが10%上昇しているのに対し、年初来ほぼ変わらずの水準をウロウロしています。
しかしアップルはただ手をこまねいているわけではなく、AIに対応したM4チップを既に発表しています。つまりアップルはクラウド並びにデータセンターでAI競争に参戦するのではなく、デバイス、すなわちiPhone、iPad、MacBookにAI機能を埋め込むことで戦いを挑むということです。
これは理にかなっています。なぜならAIが使い出を増すためにはユーザーが自身のデータをどんどんアップロードしたほうがAIの実力を発揮できやすくなるにもかかわらず、現状ではクラウドのAIに自分のデータをアップロードしたがるユーザーはごく一部しかいないからです。
するとデータがAIの方に歩み寄るのではなく、逆にAIがユーザーのデバイスまで降りてくる必要があります。ローカルのデバイスにAI機能を埋め込むメリットはここにあります。
こうすることによってアップルはあまり成功しているとは言えないSiriをAIに置き換える、ないしは大幅にアップグレードすることが出来ます。