投資戦略
2024年5月27日 05:36
現在の米国株はAIの「テーマ相場」の様相を呈しています。
AI相場は野球に例えれば4回の表だと思います。つまり当分の間、崩れそうな気配はありません。
それを断った上でAIに対するベンチャーキャピタルの投資はディシプリン(規律)を欠くものが増えており、単に「ウチもAIに投資しています!」ということをアピールしたいがために深い考えもなく投資するケースが散見されます。ベンチャーキャピタルはフィー・ビジネスであり、まとまった投資資金を一挙に投下できる投資対象が選好される傾向があります。それは巨額な機関投資家の資金が無駄に燃焼するリスクを孕んでいることを意味します。つまり経済学者カルロタ・ペレスが「資本市場の狂乱」と呼んだステージにいま差し掛かっているわけです。
このような熱狂は投資家の期待に現実が追いつけなくなった時、大きな落胆を呼び起こします。株式市場の暴落を招くわけです。ドットコムブームの際はワールドコムやエンロンが破綻しました。今回の場合、そのような事態が来るのは(=必ず来ます!)数年先だと思います。従って今は未だ相場から降りる局面ではありません。
「どうやってそのタイミングを知る?」
それは四半期毎の決算発表をしっかりフォローしておけば早い段階で察知し、小さなダメージで相場から降りることが出来ます。言い直せば「良い決算」を出せない企業が続出したときが潮目の変わる時なのです。
当分の間はそういう局面は来ないと思うので2024年末のS&P500のターゲットはこれまで通り5,500を堅持します。このままサマーラリーが続くと予想します。目先はむしろ上昇ペースは加速する可能性すらあるでしょう。
しかしあまりに上げピッチが急な場合はマーケットが反落ことも覚悟すべきです。
そうではなく、ヒタヒタと相場が上昇するシナリオでは9月から10月にかけて苦しい相場となり10月第3週くらいに大底をつけると予想します。そして年末にかけてラリーすると予想します。
なお10月の安値が4月につけた安値4,953.56より下に来る保証はありません。いまから相場を降りる必要は無いし、夏相場のピークの時点でも相場から降りる必要は無いと思われます。
つまり今年の相場は指数を愚直に抱いておくだけで十分。
2024年末のフェデラルファンズレートは年内1回の利下げで5.00%を予想します。旧予想は4.75%でした。
2024年末の消費者物価指数は3.2%を予想します。旧予想は3.1%でした。
2024年末の10年債利回りは4.4%を予想します。旧予想は4.3%でした。
**2024年末のGDP予想は2.2%**とします。旧予想は2.0%でした。
2024年末の失業率は4.1%を予想します。旧予想は4.2%でした。
<注目銘柄>
アップル(AAPL)
アステララボ(ALAB)
ブロードコム(AVGO)
アルファベット(GOOG)
シースリーエーアイ(AI)
サムサラ(IOT)
クラビヨ(KVYO)
マーヴェル(MRVL)
マンデードットコム(MNDY)
クラウドフレアー(NET)
ニューモント(NEM)
エヌビディア(NVDA)
PDDホールディングス(PDD)
センティネルワン(S)
台湾セミコンダクタ(TSM)