ルルレモン・アスレティカに何が起きた?
2024年5月23日 03:39
5月22日(水)、ルルレモン・アスレティカ(ティッカーシンボル:LULU)株が急落しました。
その直接の引き金になったのは製品開発部門を統括するサン・チョーが辞任したというニュースです。彼女は2016年に同社に入社しルルレモンのターンアラウンドに少なからず貢献しました。
同社は3月21日に第4四半期(1月期)決算を発表したのですが、EPS予想$5.00に対し結果$5.29、売上高予想31.9億ドルに対し結果32.1億ドル、売上高成長率前年同期比+15.6%、既存店売上比較+12%でした。EPSのアップサイドは主に固定費をレバレッジすることによるグロスマージンの改善でした。
今後の見通しに関しては、第1四半期(4月期)EPS予想$2.54に対し新ガイダンス$2.35から$2.40、売上高予想22.6億ドルに対し新ガイダンス21.75から22億ドル、そして2025年度EPS予想$14.26に対し新ガイダンス$14.00から$14.20、売上高予想109.4億ドルに対し新ガイダンス107から108億ドルを提示しました。つまりガイダンスが予想を下回ったわけです。
ガイダンスが下回った主な理由は消費者の求めている色、ならびに小さめのサイズの在庫が不足していることで商機を逃す公算が大だからです。特にいまヤング層の消費が好調な一方でシニア層は消費を控えており、このシフトに同社はついて行けていません。競合他社のほうがそういう面で良い品揃えとなっています。
サン・チョーはこの失敗で引責辞任したとも考えられます。
今後ですがルルレモンの製品開発関連部門にはクリエイティブ・ディレクターのジョナサン・チェン、エリザベス・バインダーCMO、ニッキ・ニューバーガーCBOなど優れた人材が居るので影響は軽微だと思われます。
しかし前回の決算をしくじっている関係で投資家は同社が次回、そしてその次の決算発表でちゃんと「良い決算」を出せるようになってからバーゲンハンティングに出動すると考えるのが順当です。