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テスラはヘンリー・フォードの二の轍を踏むのか?

2024年5月15日 17:32

権威ある投資情報誌「バロンズ」が「イーロン・マスクはヘンリー・フォードと同じ過ちを犯している→つまり次の新製品を出すまで待ち過ぎたということだ」という興味深い記事を掲載しました。

ヘンリー・フォードがモデルTを発表したのは1908年、このベストセラーが売り上げ台数で初の前年割れを記録したのは1924年だそうです。フォードのエンジニアたちは早くから「次のモデル」を試作、ヘンリー・フォードにプロトタイプを披露したけれど、ヘンリー・フォードは「大衆はこういう車に乗るべきだという俺の意見こそが大事なのだ」ということで変化する消費者の好みに耳を貸さず、それらのプロトタイプを大きなハンマーで打ち壊したのだそうです。
 
さて、テスラの場合、モデルXが発売されて9年、モデル3の場合7年が経っています。そろそろこれらのデザインは古臭さが目立っています。
 
バイデン政権が中国からのEVに100%の関税を課すことを発表したので、しばらくの間テスラは安泰かもしれません。しかし多様化する消費者の好みにテスラが全て応えているという風に考えるのは思い上がりでしょう。
 
「バロンズ」の記事では、フォードがモデルTに固執する一方、ウイリアム・デュランはビュイック、キャデラック、オールズ、シボレーなどの小さな自動車メーカーをどんどん買い集め、ゼネラルモーターズとしました。最初はGMは成功しなかったけれど、のちに両社の立場が逆転したことは誰もが知るところです。