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ヴァイキング

2024年4月6日 04:14

ヴァイキング・ホールディングス(ティッカーシンボル:VIK)は1997年に創業されたリバー・クルーズの会社で現在は80隻のリバー・クルーズ船に加えて9隻のオーシャン・クルーズ船、2隻の探検クルーズ船、1隻のタイム・チャーター船を運航しています。

多くのクルーズ会社が巨大なクルーズ船を建造し、クルーズ船そのものがデスティネーション(究極の旅の目的)となることを目指しているのに対し、ヴァイキングは小さくて北欧風のモダンで快適なクルーズ船で観光地を巡りその土地の文化に触れることを売り物にしています。言い換えればインテリの客を相手にしているわけです。

同社はコンデナスト・トラベラー誌のクルーズ・ランキングで河川部門No.1、オーシャン(小型船)部門でNo.1、探検クルーズ部門でNo.1の三冠を獲得しました。

2015年から2023年にかけて同社の売上高は年率+10.1%、純利益は+14.4%、修正EBITDAは+16.3%を記録しました。

同社のリバー・クルーズ船は190人乗りで統一されており、オーシャン・クルーズ船は930人乗りで統一しています。どの船を選んでも全く同じアメニティー、インテリアの調度品となっており、機材の調達、顧客の予約などの場面で作業の簡素化を図るとともにメンテナンスの際の使用機材の入れ替え、従業員教育などをしやすくしています。

また比較的小さな船はより多くの寄港地に停泊できるし河川の水位低下によるオペレーション・リスクを軽減する意味もあります。

(出典:ヴァイキングS-1)

ヴァイキングのクルーズは飲食代、施設利用代が全て込みの「オール・インクルーシブ」となっています。これは最近の流行です。また寄港地では必ず観光名所のツアーがあります。

同社のターゲット顧客は55歳以上の裕福層です。同社は主にダイレクトメールでマーケティングしています。顧客一人当たりの売上高は平均して110万円です。

2023年の売上高は47億ドル、修正EBITDAは10.9億ドルでした。

今回、ヴァイキングはBofA、JPモルガン、UBS、ウエルズファーゴ、HSBC、モルガンスタンレーを幹事に建てIPOを行います。発行条件は未定です。