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米国株は下落 インフレ圧力とサプライチェーンの乱れで企業業績に対する懸念が台頭 つなぎ予算は成立したが連邦債務上限引き上げ問題は18日の土壇場までもつれ込む可能性大

2021年10月1日 06:55

9月30日の米国株は下落で終わりました。ダウ工業株価平均指数は前日比-1.59%の33,843.92、S&P500指数は前日比-1.19%の4,307.54、ナスダック総合指数は前日比-0.44%の14,448.58で引けています。

NYSEの上昇銘柄1,216に対し下落銘柄は2,153、ナスダックの上昇銘柄2,134に対し下落銘柄2,396でした。出来高はNYSEが11.4億株(平均は9.78億株)、ナスダックが58.69億株(平均は44.52億株)でした。

天然ガス、金、銀、リチウム、レアアース関連株が買われた反面、小売、住宅建設、工業、ヘルスケア、消費安定などが売られました。

個別ではベット・バス&ビヨンド(ティッカーシンボル:BBBY)が悪い決算ならびにガイダンスを出して前日比-22.1%と激しく売られました。サプライチェーンの乱れ、インフレ圧力の存在を嫌気し、投資家はクリスマス商戦期間を憂慮しはじめています。

百貨店、ディラーズ(ティッカーシンボル:DDS)-13.9%、メーシーズ(ティッカーシンボル:M)-8.5%などが値を消したのはそのためです。

中国の9月の製造業購買担当者指数は49.6と経済活動の縮小を示唆する数字でした。一方、9月のシカゴPMIはコンセンサス予想65.0に対し64.7でした。8月の実績は66.8でした。

米議会は今夜(9月30日深夜)が期限だった会計年度のつなぎ予算を土壇場で可決、12月3日までの約2か月間の時間稼ぎに成功しました。しかし10月18日頃には連邦債務上限引き上げなきまま、いま色々な支出を切り詰めてなんとかやりくりしている連邦政府の台所がいよいよ行き詰まり、連邦政府職員の一時帰休や財務省証券のテクニカル・デフォルトなどの問題に直面します。

民主党はこれまでリコンシリエーションの利用には消極的でしたが、いよいよリコンシリエーションを使う他ないという決意を固めつつあると言われます。その場合、上院予算委員会と3回に渡り調整、投票を繰り返す必要があり、スケジュール的に18日ぎりぎりまで債務上限の引き上げはもつれこむことが予想されます。