Skip to content

ニューヨーク株式市場が急落 連邦債務上限引き上げ問題の先行きが混沌 パウエル議長再任阻止をウォーレン議員がほのめかした

2021年9月29日 05:59

9月28日(火)の米国株式市場は朝方債券価格が急落したのを見て軟調に寄り付きました。場中に色々なネガティブ材料が出て結局、ダウ工業株価平均指数は前日比-1.63%の34,299.99、S&P500指数は前日比-2.04%の4,352.63、ナスダック総合指数は前日比-2.83%の14,546.68で引けています。10年債利回りは1.544%でした。原油価格は朝方続伸してスタートしたのですが市場全体がリスクオフに傾いたことで騰勢が衰え、前日比-1.27%の74.46ドルと反落しました。

VIX指数は前日比+4.49ポイントの23.25で引けました。VIXの最近の高値は29.79であることを考えると未だVIX指数は煮詰まった感じがしません。恐怖が足らないと思います。

連邦債務上限引き上げ問題に関してはジャネット・イエレン財務長官が「10月18日頃にやりくりの資金が尽きる」と発言しました。

チャック・シューマー上院院内総務は「連邦債務上限引き上げ決議に際しては、リコンシリエーションは使用しない」との談話を出しています。リコンシリエーションを使用しない理由は、それをやると3回予算委員会と折衝、決議を繰り返す必要があり、残された時間の中でそのような複雑な手続きを全う出来るかどうか怪しいからです。

これとは別に来年で任期が切れるジェローム・パウエルFRB議長の再任問題に関してはエリザベス・ウォーレン上院議員が「支持しない」という意見を表明しました。ウォーレン議員は前回のパウエル議長の信任投票の際にも反対票を投じています。

昨日、ボストン連銀のローゼングレン総裁とダラス連銀のカプラン総裁が個人的な株式売買が地方連銀総裁としてふさわしくない行為だという批判を受けて相次いで任期半ばで退任することを発表しており、FRBは19名居るメンバーのうち6名が欠員という異常事態になっています。

なお引け後に塗料メーカー、シャーウィン・ウイリアムズ(ティッカーシンボル:SHW)が原材料の不足、材料価格のインフレ、サプライチェーンに改善が見られないことなどを理由に利益警告しています。