アストラ・スペースのロケット打ち上げは失敗 過去1年で3回連続失敗
2021年8月31日 01:55
アストラ・スペースが8月27・28日に試みたロケット打ち上げは失敗に終わりました。
これで2020年9月の打ち上げ失敗(誘導システムの不具合でコースを大幅に逸脱したため打ち上げ直後にエンジンを停止)、2020年12月の打ち上げ失敗(もう少しで地球を回る軌道に乗れるところだったが2段目のエンジンが燃料不足で予定より早く切れた)に続いて3回連続の失敗ということになります。
8月27日の打ち上げではロケット噴射直後にエンジンの推力不足が記録され、咄嗟の判断で打ち上げを放棄しました。
8月28日の打ち上げではロケット噴射の数秒後にひとつのエンジンがシャットダウンしてしまい、ロケット全体が20秒ほど横ずれしながらなんとか体制を立て直し、離陸しました。その2分30秒後、高度50キロメートルで、第一弾ロケットが終わった時点で「中断!」が宣言され、ロケットはアラスカ沖合に落ちてきました。
2020年12月の打ち上げ失敗に関してはロケットそのものは大気圏の外に達した為、アストラでは「あれば成功だった」としています。
今回の打ち上げは米国宇宙軍のペイロードを搭載していました。その中身は打ち上げを記録するための様々な計測装置が積まれていたとされています。
ロケット打ち上げに失敗はつきものであり、今回の失敗もじゅうぶん想定の範囲内ではあると思いますが将来、アストラを起用するかどうか検討していた潜在顧客企業多くが見守る中での失敗は同社の評判にダメージを与えると思います。