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スクエアが豪州の分割払いフィンテック企業、アフターペイを290億ドルで買収

2021年8月2日 18:12

スクエア(ティッカーシンボル:SQ)がオーストラリアの「バイ・ナウ・ペイ・レイター」、すなわち分割払いフィンテック企業、アフターペイを株式交換により290億ドルで買収します。買収が成立するためには株主の承認が必要です。

アフターペイはアファーム(ティッカーシンボル:AFRM)のライバル企業と見做されています。アフターペイの分割払いのシステムは4回で、金利を払う必要はありません。消費者が定められた分割払いの期日を守れなかった場合、ペナルティー・フィーを払う必要があります。またその残りの支払いが完了するまで新規の購入が出来なくなります。

このシステムはリボ金利に関するリテラシーを持っていない若い消費者にとって明瞭かつ理解しやすいルールであるため、従来のクレカによる支払いよりこっちを好む若者が多いです。

ブランドにしてみれば、自分の商品をバーゲン価格で処分するより、正価で消費者に購入して欲しいです。それを可能にするのであれば分割払いの金利負担は喜んで払います。つまりアフターペイは消費者から金利収入を得ているのではなく、マーチャンツから金利収入を得ているわけです。

スクエアはスクエア・キャッシュというアプリを通じて仮想通貨取引にも参入しており最近の業績はビットコインなどの仮想通貨のボラティリティーに左右される傾向が強まっていました。

スクエアはもともと花屋さんやアイスクリーム屋さんなどの小さなマーチャンツがレジでクレカなどで決済するための決済ソリューションを提供することからはじまった会社であり、ルーツは商店主の決済支援です。今回、アフターペイの買収で分割払いをオファー出来るようになるとマーチャンツへのサービスのメニューが拡充できます。

アフターペイはオーストラリアでは支配的な存在ですが米国にはアファームの他、ペイパルや既存メガバンクが分割払いサービスで競争しており、どこまでシェアを伸ばせるかはわかりません。