グレースケール・ビットコイン・トラストがビットコインETFに衣替えを模索
2021年4月6日 17:26
グレースケール・ビットコイン・トラスト(ティッカーシンボル:GBTC)は現在、米国証券取引委員会(SEC)に登録されてない証券であり、店頭取引によってトレードされています。この中途半端なステータスを改め、ちゃんとしたETF(上場型投信)に衣替えしたいという意向を同社はブログポストの中で表明しました。
SECは未だビットコインETFはひとつも承認していません。
しかし先日、フィデリティが「ザ・ワイズ・オリジン・ビットコインETF」の上場をSECに対して申請しました。過去に別の企業が申請したビットコインETFは全て却下ないしは保留されているのですが、このフィデリティのビットコインETFは承認される可能性があります。
もしフィデリティのビットコインETFが承認されたら、商品として遥かに劣るグレースケール・ビットコイン・トラストは大きな資産流失を招くリスクがあります。
その理由は①フィーが2%とべらぼうに高い、②ビットコイン価格との乖離を解消するメカニズムが無い、③新株がイシューされた場合、セカンダリー・マーケットで反対売買できるようになるまで半年間待たなければいけない、などです。
これらの不都合によりグレースケール・ビットコイン・トラストはこのところずっとビットコイン価格よりディスカウントで取引されています。
グレースケール・ビットコイン・トラストのETFへの転換がSECから承認される保証はありません。中途半端な商品設計でSECの承認を得ず、ある種の「抜け駆け」で、一般大衆を巻き込んだ販売を行ったことに対しSECは厳しい態度で臨むことが予想されます。