投資で成功する道③ 営業キャッシュフローが潤沢な会社を買えば、まず大失敗しない
2021年3月16日 02:56
投資に近道はありません。もしそれに限りなく近いものがあるとすればそれは**バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(ティッカーシンボル:VTI)**でしょう。これを買って、抱き続けておけばいいのです。
もう少し分散したいのなら**バンガード米国高配当株式ETF(ティッカーシンボル:VYM)**に少しお金を割振る手もあります。
「自分はゼッタイ個別株投資をやりたい!」という人はアルファベット(ティッカーシンボル:GOOG)、フェイスブック(ティッカーシンボル:FB)、アップル(ティッカーシンボル:AAPL)、アマゾン(ティッカーシンボル:AMZN)、マイクロソフト(ティッカーシンボル:MSFT)の中から数銘柄選び、それらを同時に買い建てることをお勧めします。
それ以上のことを試みようとするのなら、それはリスキーな投資になります。
前回、PERのことについて説明したのですが、いろんな意味でPERを使った銘柄の選別には無理があります。
実務家の立場から私がむしろ好んで使ったのは**「営業キャッシュフロー・マージンで最低でも15%ある企業の株を買う」**という方法です。
営業キャッシュフローとは、ある企業がモノやサービスを販売することで得た売上高から原材料費などの支出を引き算することで得られる現金収支を指します。
私が一株当たり利益(EPS)より営業キャッシュフローを重視する理由は営業キャッシュフローは会計的に一番ごまかしにくい数字だからです。
英語版YAHOO FINANCEの個別株Quoteページから説明を始めましょう。(ここではインテルを例に使っています)
株価の下に水色のタブがずらりと横に並んでいます。その中の左から7番目、Financialsをクリックしてください。Income Statementというのが出てきます。これを使います。
その横に水色のタブでCash flowというのがあります。これも使います。
まずIncome statementから過去3年分の:
Total revenue(売上高)
Diluted NI Available to Common Stockholders(純利益)
Diluted Average Shares(完全希釈後発行済み株式数)
の3つの数字を書き出してください。
続いてCash flowのタブに移り同様に過去3年の:
Operating Cash flow(営業キャッシュフロー)
の数字を書き出してください。
それらの数字をエクセルなどの表計算ソフトに次のように代入してください。

そして純利益、営業キャッシュフロー、売上高の数字をそれぞれその年の発行済み株式数で割算すると一株当たり利益(EPS)、一株当たり営業キャッシュフロー(CFPS)、一株当たり売上高(SPS)が求められます。

いまそれをチャートにすると下のようになります。

営業キャッシュフローの分析のポイントは:
① 毎年CFPSが右肩上がりで増えている事
② EPSとCFPSを比べると、CFPSの方が大きい事
③ CFPS÷SPSで百分率を計算した場合、それが15%以上(=営業キャッシュフローが潤沢な会社!)である事
です。この3つをクリアしていればその投資対象で大きく失敗するリスクは小さいです。