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投資で成功する道① 米国株に投資することで長期で均して見れば年率7~8%程度のリターンを想定するのはそれほど甘い見通しではない

2021年3月15日 05:52

投資で成功する道は長く険しく時に下り坂になることもあり平坦ではありません。でも特別なスキルを習得せずともそこそこの投資成果を出すことは不可能ではありません。それは**バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(ティッカーシンボル:VTI)**を買えばいいのです。

もし「それじゃ味気なさすぎる!」というのであれば**バンガード米国高配当株式ETF(ティッカーシンボル:VYM)**にも分散することで分散投資の気分を味わうことが出来るでしょう。

もし「どうしても個別株に投資したい!」というのであればアルファベット(ティッカーシンボル:GOOG)、フェイスブック(ティッカーシンボル:FB)、アップル(ティッカーシンボル:AAPL)、アマゾン(ティッカーシンボル:AMZN)、マイクロソフト(ティッカーシンボル:MSFT)の中から数銘柄分散し、同時に買い建てることをお勧めします。

ここまでが、初心者が手軽に始める事の出来る株式投資であり、これ以上のことを試みようとすれば、それがどんなストラテジーであれリスキーな投資になります。

米国の株価指数にはダウ工業株価平均指数、S&P500指数、ナスダック総合指数などがあります。この3指数の中で最も古いのは1885年にチャールズ・ダウという人が考案したダウ工業株価平均指数です。

実は最初に組み入れられていた銘柄は12しか無く、「ダウ30」の呼称は、しばらく後で定着しました。その12銘柄とは:

アメリカン・コットン・オイル
アメリカン・シュガー
アメリカン・タバコ
シカゴ・ガス
ディスティリング&カトル・フィーディング
ゼネラル・エレクトリック
ラクレイド・ガス
ナショナル・レッド
ノース・アメリカン
テネシー・コール&アイアン
USレザー優先株
USラバー

でした。なおオリジナルのダウ12のうち、ゼネラル・エレクトリックだけは2018年まで頑張って指数に入っていたのですが、とうとう外されてしまいました。

ダウ工業株価平均指数の特徴は組み入れ銘柄が30しかないので米国の株式市場全体の動きを知るには不適切だということです。このため機関投資家はもっぱらS&P500指数を引用します。

もうひとつのダウ平均の特徴は、単純株価平均だということです。つまり30銘柄の株価を全部足し上げ、それを「除数(divisor)」と呼ばれる数字で割ると求めることが出来るのです。除数を使う理由は株式分割などで組み入れ銘柄の株価が水準訂正した場合、指数の一貫性を維持するために「調整」する意味でその数字で割ってやるわけです。

単純株価平均の場合、株価の絶対値が大きい銘柄ほどそれが動いた時に指数に与える影響が大きくなります。すると値嵩株ほど指数へのインパクトが大きいということになります。2021年3月15日現在、いちばん大きな影響力をもつ銘柄はユナイテッドヘルス(ティッカーシンボル:UNH、356ドル)、その次はゴールドマンサックス(ティッカーシンボル:GS、348.8ドル)です。

我々が日頃投資の作業を進める場合はS&P500指数を参考にしたほうが良いと思います。こちらの指数は1957年にデビューした株価指数で、文字通り500銘柄組み込まれています。統計出版会社、スタンダード&プアーズが出している株価指数なのでS&Pという名前がついています。

こちらの株価指数は時価総額ベースで計算されており、その関係で時価総額が大きい銘柄の値動きが株価指数に大きなインパクトを与えます。その意味では実際の株式市場の動きをより忠実に反映している指数だと言えるでしょう。

指数への貢献度が高い銘柄から順に列挙すると:

アップル(AAPL) 5.86%
マイクロソフト(MSFT) 5.39%
アマゾン(AMZN) 3.99%
フェイスブック(FB) 1.98%
アルファベット・クラスA(GOOGL) 1.98%
アルファベット・クラスC(GOOG) 1.84%
テスラ(TSLA) 1.59%
バークシャー・ハサウェイB(BRKB)1.53%
JPモルガン・チェース(JPM) 1.41%
ジョンソン&ジョンソン(JNJ) 1.26%

になります。**過去50年間のS&P500指数の配当込みのアニュアライズド・リターン(True CAGR)は10.76%**でした。

すると保守的に考えて長期で均して見れば米国株で年率7~8%程度のリターンが得られると想定することはそれほど甘い考えではないと言えそうです。

最後のナスダック総合指数は1971年に開始された比較的歴史の浅い株価指数でありハイテク株、バイオ株などのニュー・エコノミーの銘柄が多いことで知られています。