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オーローはチェーン・レストラン向けSaaSプラットフォームを提供しているソフトウェア企業

2021年3月9日 03:33

オーロー(ティッカーシンボル:OLO)は2005年に創業されニューヨークに本社を置くチェーン・レストラン向けSaaSプラットフォームです。

同社の顧客はシェイクシャック、ウイングストップ、ファイブガイズ、チーズケーキ・ファクトリー、アップルビーズ、デニーズ、クラッカーバレル、ピーツ、ジャンバ・ジュース、デイリークイン、ジミー・ジョーンズなどのレストラン・チェーンです。

レストラン市場は7000億ドルの巨大市場ですが、デジタル・オーダーは全体の10%に満たず、オン・デマンド・コマースが遅れている業種だと言われています。

全部で400のブランドが、6万4千の店舗でオーローのソフトウェアを利用しています。

ネット・レベニュー・リテンション率は120%、グロスマージンは81%、営業マージンは16%でした。これらは素晴らしい数字です。

レストランの顧客がスマホから、あるいはお店で注文を入れた場合、オーローのソフトウェアがそれを受注し、顧客が来店、ピックアップ、デリバリーなど、どのような方法でその料理を消費するかに応じて調理を始める時間の指示を変えることができます。これにより出来たてホヤホヤの料理を出すことができます。

新型コロナ以降、レストラン店内での着席の注文は僅か37%となっており、残りは持ち帰りやデリバリーになっています。オーローのソフトウェアはデリバリー・サービスの会社のソフトウェアとも連動しています。

またオーローのシステムはポイント・オブ・セール(POS)ソフトウェアとも統合されています。

ブランド側は、注文タイプ、注文サイズ、品切れ警告などを細かく臨機応変にセットできます。また個々の注文がドライブスルーなのかデリバリーなのか店内での着席なのかをきちんと把握し、準備の仕方を間違えないようにすることができます。

このようにして1人180万回の注文を処理しています。

同社のソフトウェアはチェーン・レストランのCEOレベルとの商談で導入が決まることが殆どであり、ひとたび導入が決定されれば現場や地域単位で営業、設置などをする必要がありません。従って売上高に占める営業費用がとても小さいのが特徴です。

同社の売上高はサブスクリプション+トランザクション収入となっています。サブスクリプションはさらに固定フィーと従量課金部分に分けられます。

同社のビジネスモデルは高成長、将来の売上高が読みやすく、利幅が大きく、顧客のリテンション率が高いです。

2020年の売上高は9840万ドルで、これは前年同期比+94%でした。既に黒字化しており2020年度の利益は306万ドルでした。営業キャッシュフローは2077万ドルでした。

今回の新規株式公開(IPO)では1800万株が16~18ドルで売り出されます。上場先はニューヨーク証券取引所で幹事構成はゴールドマンサックス、JPモルガン、RBCキャピタルマーケッツです。