オクタ 第4四半期(1月期)決算発表 EPS、売上高はOK、ガイダンスは× オースゼロ(Auth0)を65億ドルで買収
2021年3月4日 17:23
オクタ(ティッカーシンボル:OKTA)が第4四半期(1月期)決算を発表しています。
EPSは予想-1¢に対し6¢、売上高は予想2.22億ドルに対し2.35億ドル、売上高成長率は前年同期比+40.3%でした。
残存パフォーマンス義務は+49%でした。
総顧客数は1万社に達しました。これはIPO時に比べると3倍になっています。とりわけ年間契約金額で10万ドルを超える大口顧客を今期170社新たに加えました。
大口顧客数は2000社に迫る勢いで、オクタの売上高は80%を占めています。
2021年度通年のフリー・キャッシュフローは1.11億ドルでした。
ダラー・ベースト・ネット・リテンション率は121%でした。
オクタはオースゼロ(Auth0)を65億ドルで買収すると発表しました。オースゼロはカスタマー・アイデンティフィケーション・ソフトウェアを提供している企業で、おもにソフトウェア・デベロッパーを顧客としています。
オクタが先ず企業のCIOクラスないしはIT部門とコンタクトするのと顧客獲得のアプローチが違います。
ワークフォース・アイデンティティー市場の規模(TAM)は300億ドル、カスタマー・アイデンティティー市場のTAMは250億ドルと言われています。
オクタはワークフォース・アイデンティティーが売上高の3分の2を占めており、残りの3分の1がカスタマー・アイデンティティーです。
一方、オースゼロはカスタマー・アイデンティティーだけを提供しており、その規模はオクタのカスタマー・アイデンティティー・ビジネスとほぼ互角です。
両社が合併することでカスタマー・アイデンティティーのビジネスに於けるプレゼンスは一気に2倍となり、ワークフォース・アイデンティティー市場に於けるオクタのプレゼンスと同じ重要さになります。
オースゼロのアニュアル・リカーリング・レベニューは2億ドルで年率+50%で成長しておりリカーリング・レベニューは95%でネット・リテンション・レートは120%です。つまり財務パフォーマンス的にオクタと比べて全く遜色ないです。
オースゼロは消費者とビジネス向けアイデンティティーのアプリケーションでデベロッパーの労力を省略できます。オースゼロのソリューションは柔軟性が大きい、拡張可能性が大きい、堅牢であるという特徴を持っています。このためデベロッパーからは「アイデンティティーのトゥイリオ」と考えられており、支持されています。
オースゼロの先端ルール・エンジンを利用することで、どんなアプリ、どんな言語、どんなスタックに対してもカスタマイゼーションすることができます。
要するにデベロッパー自身がセキユリティー・エキスパートにならなくてもオースゼロを使う事で堅牢なアイデンティティー管理を盛り込む事が出来るのです。
オースゼロは売上高の40%が米国外であり、世界に強いです。オクタとは相互補完的です。
今回の買収はオクタ株式により行われます。発行する株数は固定しています。これによりオースゼロ株主はオクタの14%を取得します。オクタの現在のPSRより少し安い値段で買収します。クロージングは第2四半期を見込んでおり、初年度から売上高にアクリーティブです。
オクタの第1四半期のEPSは予想6¢に対し-21¢から-20¢が、売上高は予想2.38億ドルに対し新ガイダンス2.37~2.39億ドルが提示されました。
2022年度のEPSは予想4¢に対し新ガイダンス-49¢から-44¢が、売上高は予想10.7億ドルに対し新ガイダンス10.8~10.9億ドルが提示されました。