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ゴールドマンサックスの「マーカス」の責任者、オマール・イスマイルがウォルマートに移籍

2021年2月28日 23:55

ゴールドマンサックス(ティッカーシンボル:GS)で消費者向けサービス「マーカス」を指揮していたオマール・イスマイルがウォルマート(ティッカーシンボル:WMT)に転職することがわかりました。

イスマイルはウォルマートのフィンテック戦略を指揮します。

ゴールドマンでイスマイルの右腕だったデビッド・スタークもイスマイルと一緒にウォルマートに移籍します。

スタークはアップルとゴールドマンがクレジットカードで提携する橋渡しをした人間です。

さらにスタークはゴールドマンの「マーカス」がアマゾンやジェットブルーと提携することも斡旋しました。

この二人が抜けることでゴールドマンの消費者向けサービスはリーダーシップを失うことになります。

ゴールドマンは純粋な投資銀行であり続ける事を止め、経営の多角化の方針を打ち出しました。リーマンショックの後で監督当局がゴールドマンとそのライバルであるモルガンスタンレーにも銀行並みの規制を加えたことで純然たる投資銀行にとどまり続けるメリットが薄れたということがその動機のひとつです。

加えて投資銀行のビジネスは浮き沈みが激しく、業績の安定という観点から、毛色の違った商品やサービスを展開することが株主からも望まれていました。その点、ライバルのモルガンスタンレーは裕福層向けのサービス、そして最近ではイートレードの買収によりネット証券の業務にも進出しておりリスク分散では遥かに先行しています。

「マーカス」は消費者がクレカ債務を一本化し返済をしやすくなるサービスに加えて、最近ロボアドバイザーのサービスも発表しています。ただ消費者の反応は冷たかったです。

ゴールドマンが本気で経営の多角化を考えるのなら、買収など、もっと大胆な戦略を打ち出す必要があると思われます。