未だ投資をはじめてない人に贈る貯蓄大戦略⑥
2021年1月18日 18:22
イールド(利回り)
イールドとは利子や配当のかたちであなたが貰うお金の額を、あなたの投資元本の大きさと比較した数字を指します。普通、パーセント(%)で表します。
たとえば35ドルの株に投資し、その株が1ドルの配当を支払ったとしたら:
1÷35=0.02857
です。これに100を掛け算することでパーセント表示すれば約2.9%になります。
一般にイールドがある程度ある投資対象のほうがイールドがゼロの投資対象より値動きはマイルドです。
イールドは大きすぎてもいけません。なぜならそれは減配リスクや倒産リスクをシグナルしているからです。私なら6%を超えるイールドを出している投資対象には投資しません。
リスクとリターン
普通、大きなリスクをとればとるほどリターンも大きくなります。リスキーな投資対象に投資家が投資するのなら、それに見合ったリターンで報いられるべきだという概念です。
個別株に投資する投資家は大きなリターンを得ることも多いですが、逆にその企業が倒産すればすべてを失います。
これに対して投資信託やETFなど、たくさんの銘柄をひとまとまりにした投資商品を購入するとそのようなバラツキを抑えることができるので全てを失うリスクは大幅に軽減されます。その反面、リターンも平凡なものになると予想されます。
順番で言えば株式>社債>国債>預金の順でリスクならびにリターンは高いです。
リスクは小さすぎてもいけないし、大きすぎてもいけません。
複利
複利は、あなたが1年間投資した後、それにより得られたトータル・リターンを、そもそも投資を開始したときの元本と両方合わせて次の年に再投資した際に起きる、雪だるま式に資産増加を加速させる効果を指します。
いまAさんとBさんが1万ドルで投資を開始し、Aさんはリターンを再投資せず、Bさんはリターンを再投資に回すことで複利効果をねらったとします。
毎年のリターンがAさんも9%、Bさんも9%とまったく同一と仮定した場合、Aさんの20年後の資産は2.8万ドル、Bさんの20年後の資産は5.6万ドルになります。なぜBさんの方が資産が大きくなるか? といえばそれは複利効果があるからです。
さらに40年後で比較すればAさんは4.6万ドル、Bさんは31.4万ドルになります。
つまり投資で得たリターンも元本同様再投資に回すことで長期では大きな差をつけることが出来るのです。
これが「複利の魔法」であり、貧富の差を生じるひとつの大きな原因となっていると思います。
つまり格差社会は政治の問題なのかも知れませんが、その少なからぬ部分は、たんなる算数なのです。