まだ投資をはじめてない人に贈る貯蓄大戦略③
2021年1月17日 02:53
生命保険
新入社員が会社に入ると生命保険会社のセールスが来て生命保険に入ることを勧誘します。そもそも会社にそういう外部の営業員が立ち入ることを許すこと自体、日本のカイシャの古い体質に驚きを禁じ得ませんが、新社会人になったばかりの若者は右も左もわからないので、うまいこと言いくるめられて生命保険に加入してしまうのが常です。
生命保険は給与天引きです。これは仕組みとして強制的に貯蓄を促進するという意味では良い面もあるのですが、とても悪い面として保険金の払出しがあなたの死亡というたったひとつのイベントに連動している点です。つまり柔軟性という点ではもっとも柔軟性に欠ける商品と言っても過言ではありません。
あなたがすでに生命保険にはいっているのであればそれを解約し、それで浮いたお金をiDeCoに代表される積立に回した方が良いです。
投資を始める第一歩が一番難しいです。とくに(どうやって投資に回す資金を見つけてくる?)と言う点が難しいです。
その答えは、おうおうにして「生命保険を解約する!」にあります。
なお生命保険は投資ではありません。生命保険会社は変額保険などの「投資に似た」商品を提案することが多いですがその大部分はとても不親切な商品設計になっているので避けた方が良いです。
ネット証券
ネット証券は営業部員が居ないので、その分、固定費が少ないです。それは色々な金融商品をリーズナブルな手数料で提供できることを意味します。
しかし手取り足取り商品の説明をしてくれる人が居ないので、あなたが自分で投資商品の勉強をする必要があります。これは長期で見れば成功する投資に至る「近道」です。なぜなら営業マンのいる従来型証券ではあなたの貯蓄が長期で見て成功することを念頭に置いた親身なアドバイスをする営業マンが皆無に近いため、財産形成の邪魔になるからです。
この際、意を決して自分で自分のリテラシーを上げる努力をしてください。
リスクとリターン
高いリスクをもたらす投資対象はすべからく高いリスクを伴います。つまり「ハイリスク・ハイリターン」というわけです。あまりにハイリスクな投資対象を選んだ結果、全損、すなわちあなたの投資元本の全てを失うこともあります。
すると(リスクをどのように調整する?)という命題が投資家の永遠のテーマになるわけです。
前にも言いましたが、リスクはゼロにすべきものではありません! なぜならリスクがゼロなら、リターンもほぼ間違いなくゼロに限りなく近いからです。
リスクはちょうど良い湯加減にする必要があります。熱すぎても、冷たすぎてもいけないのです。
なお、「なぜリスクゼロではダメなの?」という素朴な疑問を抱く人も多いと思うのでひとこと足しておきます。
その答えは「他の多くの人はちょうどいいリスクを取ることであなたを置き去りにしてどんどん前へ進んでいるから」です。
格差社会ということが叫ばれていますが、格差の大部分は給与ではなく個々人の所有している資産によって生まれています。つまり投資をやっているひとは勝ち組に入ってゆき、やってない人は負け組になるということです。
かりにあなたが自分では投資をやっているつもりでも、あなたのリスクに対する姿勢が臆病すぎて、貧血気味のリターンしか得られてない場合もしばしばあるのです。
分散投資
それではどうすればリスクを調整できるのでしょうか? いちばんポピュラーなやり方は分散投資です。
分散投資とは、ひとつの投資対象、ひとつの銘柄だけに集中するのではなく、ある程度投資先を分けることで一つの投資先が失敗しても他でカバーできるような転ばぬ先の杖の考え方です。
かつては分散投資をやることは容易ではありませんでした。しかし今日ではインデックスファンドとかETFのような、それひとつで分散効果が得られる投資商品が沢山出ているのでリスクの管理が格段にやりやすくなりました。
実際、そういう保守的だけどヘルシーなリターンを期待できる投資対象を中心に投資している人で「投資に失敗して全てを失った!」というような話は本当に聞かなくなりました。つまり個人投資家のリテラシーがとても上っているのです。
みなさんもこれから投資始めるなら、まずインデックスファンドとかETFなど、なるべく広い投資範囲(例:全世界株式)に投資する投資商品から始めて下さい。