まだ投資をはじめてない人に贈る貯蓄大戦略①
2021年1月17日 01:44
ゴール設定
あなたは貯金することで何を実現したいですか?
マイホームを買う?
子供の教育費を貯める?
老後資金を貯める?
そもそも自分は何のためにお金を貯めるのか? そのことについてまず考えてみて下さい。
基本のキホン
毎月、幾らお金が入って来て、毎月、幾らお金が出てゆくのか?
これを把握しないと支出を制御できません。借金を管理することもできません。
もっとも重要なことは貯蓄を実現するため強制的にお金を貯める仕組みを自分で作ることです。
貯蓄と投資
貯蓄とはお金の一部を温存する目的で使わずにとっておく行為を指します。
投資とはそのようにしてとっておいたお金、すなわち貯蓄を実際にどのように増やすかの方法を指します。
利子
銀行預金には普通利子がつきます。いまは新型コロナで市中金利がとても低くなっているので利子は限りなくゼロに近いです。
「72の法則」を使えばあなたのお金が2倍に増えるのに何年かかるか? を知ることが出来ます。
72 ÷ 〇 = 年数
〇に銀行の普通預金の利子を代入してください。今なら300万円未満の普通預金金利は0.001%ですので7万2千年かかる計算になります。つまり銀行預金でお金を増やすのは絶望的だということです。
でもがっかりする必要はありません。ネット証券に米国株取引口座を開設し、たとえばiシェアーズ優先株式&インカム証券ETF(コード:PFF)を購入したとします。
いきなり難しい具体的な名前が出てきたので拒絶反応を起こす人もいるでしょうけど、いまは「72の法則」を具体的に説明する実例として実際に投資可能なファンドの例を挙げているだけですから我慢して読み続けてください。これは世界最大の運用会社ブラックロックが出している、優先株に投資するETFです。
このファンドならSEC利回り(=米国証券取引委員会が指導する、直利回りから運用費用を除いた実質利回り)で4.40%です。
そこで4.40%を上の式に代入してみると16.4年でお金が2倍に増えることがわかります。
このように(少しでも有利な投資対象を探した方が良いな)ということはとても重要な気付きです。
ほどほどの利回りがベスト
ただ利回りは高ければ高い方が良いというものではありません。あまりにも魅力的すぎる利回りを謳う投資商品の大半はリスキーです。常識的に考えて、現在の超低金利の状況下で利回り6%を超える投資対象は殆ど存在しません。
もしそれが存在するなら、それは元本を割り込む、いいかえればキャピタルロスをこうむる恐れのある、ハイリスクな投資ということになります。
リスクはゼロでもいけないしとても高くてもいけません。ちょうどいい湯加減というものがあります。それは利回りにして3%からせいぜい6%くらいだと言えます。
複利の魔術を使うなら継続する必要アリ
なお、上の「72の法則」の重要な点として、これは「複利の魔術」を説明するための教材として使われるという点を覚えておいてください。複利とは、「利子が利子を生む」というかたちで、初年度に貯めておいた投資元本+利子のすべてを2年目以降も再投資することで、より大きくなったお金をベースに2年目以降の利子がつくことからお金が加速度的に増えてゆく現象を指します。
だから途中で貯金をやめてしまうと「72の法則」はあてはまらなくなります。
これと同様にiDeCoのような個人年金の仕組みも途中でお金を引き出さず、継続して積み立てることを念頭に置いて設計された制度だということを忘れないで下さい。