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新型コロナワクチンの注射は愚図愚図したペースから急速に改善中

2021年1月14日 03:59

去年のクリスマス直前に米国食品医薬品局(FDA)から緊急使用承認が下りた新型コロナワクチンですが、クリスマス休暇期間を挟んでいたということもあり、当初の注射のペースは米国政府の計画の僅か4分の1程度にとどまり関係者を大いに落胆させました。

新年に入ってから注射のペースはだんだん改善しています。

これまで医師・看護婦など新型コロナのケアの最前線で戦っている医療関係者とクラスタが発生したら酷い事になるリスクが懸念される老人ホームに対して政府は優先してワクチンを配布してきました。

それが炭鉱、地下鉄、警察、その他社会を回すのに欠かすことができない前線労働者、ならびに75歳以上の高齢者にも対象が拡げられています。

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これまでは「ワクチンの準備は整っているけれど注射を打ちに来る人が少ない」という状況だったのですが、この対象範囲拡大でそれは逆転しつつあります。

米国政府は65~74歳の高齢者にもワクチン投与対象を広げることを発表しており、これで通算、7300万人がワクチンの投与を受けられることになります。

今日までにワクチンの注射を終えた人は約1000万人です。

ワクチンの出荷と希望者の数はバランスが取れ始めており、いずれ「希望者は殺到しているけれどワクチンが足らない」という状況が発生する可能性もあります。

究極的には現在の緊急使用承認というステータスを普通の承認へとアップグレードし、これまでの政府が指定する大病院など特定拠点だけでの注射ではなく、町の薬局などでもワクチンの注射を受けられるようにしないといけません。

それはタイミングを見計らって行われることになると思います。

これが景気に対して持つ意味ですが、もしワクチン注射がどんどん捗りはじめたら投資家は景気に対して楽観的な意見を強めると考えられます。

それは長期金利の上昇を招き人気セクターが成長株からバリュー株へ移ってゆくキッカケになるかもしれません。