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ジョージア州上院議員選挙で民主党が少なくとも1議席を確保 もし2議席とも民主党が勝ち、ブルーウェーブになったら?

2021年1月6日 21:00

昨日、ジョージア州上院議員選挙の決選投票が行われました。いま開票中ですがこれまでに既に民主党のラファエル・ウォーノック候補が共和党のケリー・ロフラー候補に競り勝ち、当選を決めています。

もうひとつの議席を巡っては民主党のジョン・オソフ候補が共和党のデビッド・パーデューと争っていますが、たぶんオソフ候補が勝つ見込みです。

オソフが勝てば上院での民主・共和議席数は50:50となりハリス副大統領がタイブレーカーの1票を投じることで民主が過半数を握ります。つまり下院、上院、大統領府の全てを民主党が握る、いわゆるブルーウェーブになるわけです。

これは株式市場にとっては悪いニュースです。また財政規律が放埓になるのではという懸念から米10年債利回りが昨日の0.95%付近から現在は1.00%を超えてきています。

金利の急騰はハイパー・グロース株、仮想通貨、その他リスクアセットにはマイナスです。

ここでジョー・バイデン大統領の選挙公約をもう一度見直してみます。

まずバイデンは**「トランプ減税は5年間の期間満了をもち終了とし、延長しない!」ことを主張しています。これは今回のジョージアの上院議員選挙の結果、上院も民主党が過半数を取ることでバイデンの意向が現実のものとなる可能性が高まりました。**

トランプ減税が終了になることは裕福層の増税、キャピタルゲイン税の増税を意味することになるし、一部の大企業にとっては法人税率の上昇による一株当たり利益の伸びの鈍化を招きます。

バイデンは「もっと財政支援を!」と主張しています。これに関しては上院で60票の賛成が必要になるので、今回実現することになりそうな上院での民主党の単純過半数では60票に届きません。

バイデンは「ACA(=いわゆるオバマケア)を拡大する!」と主張しています。もし実現すればアンセム(ティッカーシンボル:ANTM)、ユナイテッドヘルス(ティッカーシンボル:UNH)、テネット(ティッカーシンボル:THC)などにポジティブなのですが、これも上院で60票の賛成を必要とすると思います。

バイデンは「メディケアに薬価の交渉権を付与する!」と主張していますが、こちらも上院で60票の賛成を必要とするので実現可能性は低いです。もし実現すれば製薬株にマイナスです。

バイデンは「オフショア石油採掘を禁止し、新しいカーボン税を導入する!」と主張しています。このうちの一部は大統領令で実施できるはずですが、その他は上院で60票の賛成が必要です。

バイデンは「グリーン政策を押し進める!」と主張しています。これも上院で60票の賛成票が必要です。恩恵をこうむるのはソーラーETF(ティッカーシンボル:TAN)などです。