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投資ブームについて

2021年1月1日 06:30

米国は投資ブームの様相を呈しています。株式も、仮想通貨も等しくブームになりつつあります。

去年3月に新型コロナで外出できなくなった時、在宅勤務に切り替わり、ズームビデオで会議をやり、スラックで共同作業を進めるというようなことが一般化しました。

それと同時にプロ・スポーツや映画館、劇場などの娯楽も閉鎖になってしまったので、人々は**退屈な時間をどう過ごすか?**という問題に直面しました。

そこで人気化したのがロビンフッドに代表される**「株アプリ」**です。

新型コロナ以降で実に1000万口座の新規証券取引口座開設がありました。

代表的なネット証券ではフィデリティ証券の3100万口座、チャールズシュワブの3000万口座、ロビンフッドの1300万口座などが大手になります。特にロビンフッドは使いやすいアプリにより株式投資を身近にしました。ゲーミファイされた親しみやすいサービスが若者たちに人気になりました。

このように米国の証券界は今までとは全く毛色の違う、新しいタイプの競争に晒されているのです。

スモールビジネスのクレカ決済を中心に事業展開してきたスクエア(ティッカーシンボル:SQ)は、スクエア・キャッシュという個人向けアプリを出し、そこで通常の決済に加えて株トレや仮想通貨の売買まで提供するようになりました。

つまりアプリを通じて従来のネット証券と決済サービスの境界線がぼやけてきているのです。

スクエア・キャッシュは米国政府が国民ひとりひとりに一律12万円の新型コロナ見舞金を配った際、銀行口座を持っていない国民が急いでキャッシュを受け取るための受け皿として人気を博しました。

そのようにして受け取ったお金が、株式市場へ直行したのです。

仮想通貨取引所ではコインベースがいよいよ今年株式公開(IPO)されると言われています。1年以上前のデータですがコインベースの口座数は3000万口座あります。その多くは休眠口座となっていると推察されますが、IPOで話題になると再び休眠口座が稼働しはじめることも十分予想されます。預かり金額自体は既存のネット証券に遠く及びませんけど、口座数だけを見ると将来、手強い競争相手になることが予想できます。

ちなみに日本仮想通貨交換業協会会員企業の総口座数は350万口座程度です。スケールの点でアメリカの個人投資家の裾野がいかに広いかわかると思います。