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ロケット・カンパニーズは折からの低金利と郊外への住み替えブームの恩恵をこうむる

2020年12月12日 20:30

ロケット・カンパニーズ(ティッカーシンボル:RKT)は1985年に立志伝中の経営者ダン・ギルバートにより創業されたデトロイトに本社を置く全米最大級の住宅ローンの会社です。

「ロケット・モーゲージ」というブランド名が示唆するように同社は住宅ローンの審査の時間を短縮するためにデジタル・プラットフォームを早くから積極的に取り入れたことで知られています。

とりわけリファイナンスとよばれるローンの借り換えの場面では有利な市中金利をねらいすまして金利をロックインするため迅速な事務処理が鍵になります。

近年、メガバンクは住宅ローンのビジネスを縮小するところが多くロケット・カンパニーのような独立系の金融サービス会社がシェアを伸ばしています。

下はロケット・カンパニーズの住宅ローンのオリジネーション(=組成)を示しています。

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急速に成長しているのですが、それと同時に凹んでいる年も散見されます。つまり住宅ローンのビジネスはシクリカル(市況)的な色彩が強いのです。

一般に長期金利が低下する局面ではそれがローンの借り換え需要を刺激します。いまは長期金利が低いのでそのような借り換えが高水準になりやすい局面です。

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同社の今年の一株当たり利益(EPS)は$3.85が見込まれており、それに基づいた株価収益率(PER)は5.4倍という破格の安さです。そのような低いバリュエーションに甘んじている理由は上に述べたように住宅ローンのビジネスは業績の浮沈が激しいからです。