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欧州中央銀行は債券買い入れプログラムを拡大

2020年12月11日 03:34

12月10日(木)に実施された欧州中央銀行(ECB)の政策金利会合では一週間物貸出金利(MRO:Main Refinancing Operation=国債を担保に1週間を期限として中央銀行が銀行に資金を貸し付ける際のレート)を現行のまま0%に、デポジット・ファシリティー金利を-0.50%に据え置きました。

新型コロナ緊急資産買い入れプログラム(PEPP)はこれまでの1.35兆ユーロから5千億ユーロ増額され1.85兆ユーロになりました。買い入れ期間も9か月延長され、2022年3月まで継続されることになりました。

資産買い入れプログラムで買い入れた債券のうち償還期限が到来し現金化されるものに関してはそのキャッシュを新たな債券の買い入れのために再投資することを2023年12月まで継続します。

クリスティーヌ・ラガルド総裁はユーロ圏の第3四半期の経済活動は予想より力強かったものの新型コロナがまた猛威をふるっているので今後の見通しにはリスクがあると述べました。

第4四半期の経済活動は第3四半期に比べて弱まると見られています。

インフレ率は引き続き極めて低い状況にあります。これは需要の低迷と経済におおきなたるみがあることが原因です。このため当初考えていたより低インフレの期間は長引くという予想に変更しました。

ユーロシステムのスタッフは2020年のGDP成長率を-7.3%、2021年は+3.9%、2022年は+4.2%、2023年は+2.1%と見込んでいます。リスクはダウンサイドの方が大きいです。

ユーロシステムのスタッフは2020年のインフレ率を0.2%、2021年を1.0%、2022年を1.1%、2023年を1.4%と見込んでいます。